島茂子

  • 菖ごころ – 島茂子

    風に揺られて、想い焦がれて、求め続けてこの八橋で、皐月に抱かれ、貴方の瞳、映りたいから…まるで花かるた、浮き世の泡沫(うたかた)手繰(たぐ)り寄せて、夢見させて、心、燃えさせていつか詠まれてた、あの詩のように、惹かれるなら、どうぞ戻りなさい、馴染んだ唐衣(からぎぬ)の元へ一人で眺めた景色変わりゆくこの景色川のほとり一松(ひとつまつ)の下でわたし風に揺られて、待ち続けます、また咲く日まで梅雨の香りで…

  • 戯言 – 島茂子

    重ねた月日を数えてみたけど幸せが眠る終着駅には未練は無いの 誰かの為ならいとわず背負って馬鹿ネと言われてそれでも微笑み一人帰る夜 いいね!を気にせず咲くような花でいたい貴方の居ない部屋でつぶやく戯言 グッドバイアゲイン 誰だって人に言えない古傷抱えてる哀しみの過去を拭う指先で次の扉開けるの 嗚呼 なのに急な雨渇いた肌と心が染みるほど頬濡らす愛に架けた泪橋街に傘と言う名の花が咲く 「帰るね(>_<)…

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