島悦子

  • ありがとう – 島悦子

    惚れた男に 捨てられてすべてを失くし 死にたくて酔いつぶれては 泣いていた私を叱ってくれたひとあんな時代も 今じゃ笑い話だね口に出せないけれど あなたの優しさ忘れないそっとつぶやいた ありがとう いつも倖せ あきらめて不幸ばかりに 慣れっこで運の悪さを ひがんでた私を諭(さと)してくれたひとつらい時代も いつもそばにいてくれた今日も明日もずっと あなたの笑顔が見たいからそっとつぶやいた ありがとう…

  • 鵜の岬 – 島悦子

    潮風(かぜ)が未練を叱るよに この胸叩くどうかおしえて 海鳥たちよどこにいるのか あのひとは噂だけでも 届けてほしいひと目 ひと目 ひと目だけでも 逢いたいの一人きり佇(たたず)む 鵜の岬 昇る朝陽に幸せを 祈ってみても季節(とき)はいつしか 無情に廻(めぐ)るあなた好みの 口紅をつけて待ってる あれからずっとなにも なにも なにもいらない 二人なら潮騒も泣いてる 鵜の岬 波も寄せては返すのに 戻…

  • 哀愁旅の宿 – 島悦子

    今頃どこに いるのでしょうかあれから季節は ひと廻りあの日に交わした 約束を胸に抱きしめ あなたを待てば瞼に浮かぶ 面影滲むおんな一人の 哀愁旅の宿 添えずに生きる 運命(さだめ)でしょうか最後の恋だと 信じてた遊びの恋では ないですね揺れる心に 不安が募るからだに残る ぬくもりだけがおんな一人の 哀愁旅の宿 愛したことは 間違いですか鏡に何度も 問いかけるすべてを捧げた ひとなのに夜を明かした …

  • 帰れないんだよ – 島悦子

    そりゃ死ぬほど 恋しくてとんで行きたい 俺だけど秋田へ帰る 汽車賃があれば一月 生きられるだからよ だからよ 帰れないんだよ こんな姿を 初恋の君に見せたく ないんだよ男の胸に だきしめた夢が泣いてる 裏通だからよ だからよ 帰れないんだよ 今日も屋台の やきそばを俺におごって くれた奴あいつも楽じゃ なかろうに友の情が 身にしみるだからよ だからよ 帰れないんだよ 人気の新着歌詞 港の夢見草 &…

  • 雨のたずね人 – 島悦子

    雨のしずくが 淋しく胸にあなたさがして 北の町寒いこの指を ああ あたためて…許して欲しいと 置き手紙残したままで なぜですか今ごろ どこにいるの 写真片手に たずねて歩く心細さに 北の町せめて噂でも ああ 残してよ…別れるその日が 来るなんて思いもせずに ばかですね今ごろ どこにいるの 未練こぼれて 灯(あか)りが滲(にじ)むさがし疲れて 北の町遠い面影が ああ また揺れる…私の前から 消えたの…

  • 三日月恋歌 – 島悦子

    あなたを涙で 送った夜を思えば今でも せつなくて忘れられない 人ならばやっぱり待ちます いついつまでもどうぞ届けてよ 私のこの気持ち見上げる三日月 逢いたさつのる 好きだと私を 優しく抱いたあなたのぬくもり 信じますふたり暮らした 三年の思い出せつなく 心に浮かぶ罪な男だと 世間は言うけれどきらめく三日月 逢いたさつのる 笑顔で生きると 決めたの私あなたが戻って 来る日まできっと最後の 人だからや…

  • 未練な女 – 島悦子

    消したつもりの 面影揺れて胸に沁みます 淋しさが未練な女と わかっていても名前呼ぶたび 溢(あふ)れる涙忘れたいのに 忘れられないたそがれ 町の灯 小雨が滲(にじ)む 続くはずない 幸せなんて知っていながら 夢を見た愚かな女と わかっていても腕に優しく 抱かれたあの日忘れたいのに 忘れられない信じていたいの あなたの嘘を ひとりたたずむ 駅前通りもしかあなたに 逢えるよで未練な女と わかっていても…

  • ほろ酔い情話 – 島悦子

    あなたの形見の 切り子のグラス面影を浮かべて 飲んでるお酒ひとり残され あれから二年泣かないと 約束をしたはずなのに酔うたび ほろほろ 涙がこぼれます 六畳ひと間の 小さな部屋で肩を寄せ夢見て 暮らした月日棚に飾った ふたりの写真喧嘩した 思い出も ただ懐かしく酔うほど ゆらゆら 恋しさつのります も一度生まれて くるその時も私をもらって 下さいあなた無理に笑って おどけてみても淋しくて 逢いたく…

  • あ~ら、ヤッチャッタ – 島悦子

    あ~ら、又また ヤッチャッタまたまたヤッチャッタ!駄目よ駄目よね あ~ぁ ヤッチャッタ何でもかんでも 引き受けて皆んなにいい顔 したいけど身体はひとつで 気持ちはあせる最後は誰かに ゴメンナサイ あ~ら、又また ヤッチャッタまたまたヤッチャッタ!駄目よ駄目よね あ~ぁ ヤッチャッタあなたにいい人 いるわよとお見合い話が 大好きで両手じゃ足りない 仲人したが我が家の息子は 忘れてた あ~ら、又また …

  • 舟宿にて… – 島悦子

    かもめになれたら いいだろな飛んで行けるわ あの海へねずみ色した 晩秋の旅路の街に 雪が舞う舟宿のストーブに張りついてのんだ濁り酒酔う程恋しくて 廻す電話にやさしく絡む 海鳴りが 女の口から 言えないわ抱いていいわと 言えないわ恋は傷跡 残しても涙がそっと 消えてゆく舟宿の番傘をかたむける港船が着くあなたを探したら 雪のすだれにあの日の顔が 見えますか 舟宿に逢いに来るかもめには後で伝えてねかもめ…

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