暗い冬の夜がくる
雪は舞う
シャトー・アン・スエード
とざされた城の奥に
嫉妬は渦巻く
愛と憎しみの日々
血も凍る
シャトー・アン・スエード
傷つき疲れ果てて
未来におののく
ラララ……
シャトー・アン・スエード
ラララ……
長い冬の夜は去り
花開く
シャトー・アン・スエード
春の陽の訪れは
緑の館に
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鏡の中に 暗く燃えているランプにルージュをひとりで ひいていると夜は花びらのように そよいで来る夜は私のもの あなたのもの愛に傷ついた ふたりだけのものあなたの
好きな人を抱いて踊りなさい遠慮せずに私にかまわず 思うままに踊るのよけれどもこれだけは忘れないでほしいの最後の踊りは 私と時にはお酒よりも人を酔わすものがあるそ
たわむれは やめてほしいの誠こそは 尊いものよあなたには あそびごとでも私には 命がけなのあなたゆえに私の目にも 心にも輝く光 あふれるあなたの前で 私の胸は波
たぶん誰でもそうでしょうけどわたしの中にもうひとりわたしという女がいてねお喋りばかりしているの ふたりで忘れなさいね あの人を「ええ、そうするわ」あきらめるのよ
すべての喜びを あなたは持ち去って私に悲しみだけ残し 消えた今うつろな心は 今宵もさまよいてあなたの姿を 求めてゆくあなたの去った今は 涙も枯れはててつきせぬ哀
あなたの胸で聞きたいのこの歌こそ いま一度私を忘れて すてて行った あの人憎いはずの人なのに……ふたりで聞いた 歌だもの愛しあった あの頃の心にしみる その調べ
Tombe la neige あなたは来ないTombe la neige 心は暗いたえまなく 降りつづける綿のような白い涙 あなたは来ないようしゃもなく 降りそ
風の中の灯 消えて行った幸福(しあわせ)を底知らぬ闇の中 はかなくも呼び返す夜の静寂(しじま)流れて 蒼く冷たい冬の街角に立ち ただ生きていたという力失(う)せ
平和で美しい国 信じあえる人ばかりだけど明日(あした)は どうなることやらだれも わかりはしないさケ・サラ ケ・サラ ケ・サラわたし達の人生は階段を手さぐりで歩
空がくずれ落ちて 大地がこわれても恐れはしないわ どんなことでも愛が続く限り かたく抱きしめてね何もいらないわ あなたのほかには世界のはてまで わたしは行くわお
一人にしないでね ここにいてよあなたもう私は空へ 一人だけでは飛べないあなたは知らないの つらい胸の痛みを悲しみだけを歌う 生命(いのち)をあたためて恋人よなぜ
もうこれで 終りなのあなたとの 愛のくらし明日からは ワイングラスもこの灰皿 なにもかもあなたの においのするものはみんな すてましょうわすれる為に すてましょ
二人の恋は 終ったのね許してさえ くれないあなたさよならと 顔も見ないで去っていった 男の心楽しい 夢のような あの頃を思い出せばサン・トワ・マミー 悲しくて目
昔きいたあのシャンソン別れの歌 ふられた男街角にたちすくみ人の流れに目をこらす君を忘れられるために時よ はやくすぎておくれ君が他のひとと歩いてても涙することもな
にがい涙も くちづけだけでみんなゆるした 女のこころ逢いたかったわ 信じて淋しかったわ ひとりですてていった あなたの冷たさ 忘れて何も知らない 娘のように生き
Matin, fais lever le soleilMatin, a l'instant du reveilViens tendrement poserTes
ある晴れた 昼下がりいちばへ 続く道荷馬車が ゴトゴト 子牛を乗せて行く何も知らない 子牛にさえ売られていくのが わかるのだろうかドナ ドナ ドナ ドナ悲しみを
希望という名の あなたをたずねて遠い国へと また汽車にのるあなたは昔の 私の思い出ふるさとの夢 はじめての恋けれど私が おとなになった日にだまってどこかへ 立ち
恋は不思議ね 消えたはずの灰の中から何故に燃えるときめく心 せつない胸別れを告げた 二人なのに恋なんて 空しいものね恋なんて 何になるの恋がめざめる 夜になると
いつか忘れたけど ある日 目が覚めると大きな空が裂けて 黒い鷲が飛んできたの雲へ翼広げて 空へまるい輪をかき羽の音も重く 私の旁(そば) 下りてきたの鷲の瞳はル