岡千秋

  • 新宿しぐれ – 岡千秋

    ぽつり手のひら 雨しずく それとも涙男と女のにじむ歌舞伎町ひとりでも平気よと 強がり見せてあの日別れた 後ろ影なんで なんで なんで悔やむか想い出がそぼ降る 新宿しぐれ 淋しがり屋が 肩寄せて グラスを合わせ今夜もどこかで 恋の花が咲く爪を噛む甘え癖 覚えているさ古いアパート 合鍵もとうに とうに とうにないけど雨音がせつない 新宿しぐれ 誰もこの街 ぬくもりを さがして歩くはかない夢でも 夢に逢…

  • ふるさと山河 – 岡千秋

    花よ 鳥よ 青い空根雪(ねゆき)残した 北の春友よ 友よ… 男なら母の大地の 峠(とうげ)を越えてでっかくなれと 笑って泣いた奥羽山脈(おううさんみゃく) ふるさと山河 愚痴(ぐち)も 恋も 泣き言も聞いてくれたよ この山々(やま)が友よ 友よ… ありがとう帰るところが お前にゃあると背中を押して 勇気をくれた奥羽山脈 ふるさと山河 風よ 雲よ 秋嵐(あきあらし)岩手山から 冬になる友よ 友よ… …

  • 大阪つばめ – 岡千秋

    雨の降る夜は 人恋しくて夢がぬれます ネオンがしみるとんでゆきたい 抱かれたい大阪つばめ縁を切る橋 つなぐ橋渡りきれない 淀屋橋 声をかければ 他人の空似うしろ姿の しあわせばかりあなた逢いたい もう一度大阪つばめたとえかなわぬ 夢でいい両手合わせる 法善寺 にごり水でも 青空うつす越えてゆけます あなたがいればふたりとびたい 春の空大阪つばめつたい歩きの とまり木は浮いて流れて 北新地 人気の新…

  • 那智の恋滝 – 岡千秋

    この世にあなたが いないのならば生きる意味など ないのです白い野菊の 花嫁衣裳一人深山(みやま)へ 入ります熊野 龍神 小森谷(こもりだに)身丈(みたけ)に合わぬ恋でも あなた…闇(やみ)も静寂(しじま)も 蛇(じゃ)の道も恐れはしません お万のことを夢であなたが 待つのなら お側(そば)にあなたが いないのならば見せるお方も ないのです残る白粉(おしろい) 川面(かわも)に流し紅も一緒に 溶かし…

  • 桜色のオ・ヴォワ – 岡千秋

    サテン纏う夕映えに 誘(いざな)われた 長い影私のタブリエを着て 絵を描くあなたへと今は胸の中で 手を振るのよ恋の花はいま 枯れて オ・ヴォワ 桜色に暮れる街 ゆくあてなき まぼろしよ星のみえる丘のもと ほほえんでるあなた今は夢の中で 語らうだけ二人が暮らした 部屋に オ・ヴォワ 恋の月はすみれ色 みちびかれた 絵の二人はじまりの駅に降りて あなたもそこにいたいまは時の中で 見つめるだけ新しい夜明…

  • 雪国恋人形 – 岡千秋

    藍染めぼかしの 雪のれん加賀友禅の 衿に降る冬の金沢… おんながひとり夢にさまよう 恋人形汚(けが)れを知らぬ 花の我が身は愛しい人と あぁ咲くいのち 日めくり暦は 春なのにこおろぎ橋は ぼたん雪冬の金沢… おんながひとり夢もおぼろな 恋人形一途に燃える 片恋(こい)の灯りがなみだの宿で あぁ細くなる 紅がら格子に 九十九路(つづらみち)雪降りやまず 足袋(たび)を凍(さ)す冬の金沢… おんながひ…

  • 高知 いの町 仁淀川 – 岡千秋

    帰ってきたよ おまえの胸にごめんごめんよ 待たせたね普段(むかし)のままに 「おかえり」なんて言われりゃ「オッス」と うなづけただけもう離さんよ そばにおるよいいね 高知 いの町(ちょう) 仁淀川(によどがわ) こんなに痩せて 小さくなってひとりそれでも 耐えてきたカゲロウよりも 儚(はかな)く薄い土佐和紙(とさわし)生まれた 俺たちの町もう行かんから どっこも行かんいいね 沁みる 青さよ 仁淀川…

  • 道頓堀川 – 岡千秋

    小雨がそぼ降る 道頓堀に涙でともる 恋の灯よあの人が あの人が 呼んでいるような揺れる面影 夜の爪あと今夜も泣かせる ネオン川 ちいさなお店で 仔犬とくらす女の過去は きかないで咲いたとて 咲いたとて 浮いて流されるどうせ浮草 夢のもろさよ涙をしずめた 夜の川 相合橋から 戎橋往く人来る人 もどる人この川で この川で ひとり春を待つ燃えてさみしい 紅い唇明日も流れる さだめ川 人気の新着歌詞 孫が…

  • 高瀬川慕情 – 岡千秋

    鴨川(かも)の流れと 高瀬の桜ふたりで歩いた 木屋町で行き交う人に あなたを重ねひとりたたずむ 古都の町今日も静かに 夜(よ)が更ける心さみしい 高瀬川 涙あふれて 流れる川もいつかは本流(もと)へと もどるのにもどるあてない 運命(さだめ)の悲恋(こい)か逢瀬重ねた 古都の町想いつのらせ 夜が更けるひとりぼっちの 高瀬川 つらい涙が 川面をゆらす乗せてはくれない 高瀬舟明日(あす)を待ってる こ…

  • 星空のむこう側 – 岡千秋

    星を見上げれば 笑顔が見える僕のこの胸を 優しく照らす両手に溢れる この想い消えずに届いて いるだろうか君が君が君が 好きだよ ずっと…星を見上げれば 笑顔が見える 街に灯(ひ)がともる 景色を二人時間(とき)を止めたように 見つめていたね「灯りの数だけ 人生があるのね」寄り添い あの日言った君の君の君の 横顔 綺麗…夢の中でいい 逢いたい僕さ 離れていたって 一人ではないから星空 駆け抜けたら君…

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