尾崎亜美

  • 届かなかった AIRMAIL – 尾崎亜美

    小さな部屋を 出る朝にあふれてくる memories並んだ荷物 にじんだ硝子 Silent nightKissのあと わたされた贈り物のポプリだけそっと 残してゆく 花びら散らしたフロア香りが淋しい過ぎた時の広さ涙に変わる 届かなかった Airmailさよならだって 知った夢中になった その夢を責めないわ 責めないわ ねえ 指切りを ほどくのはあなただけじゃないわ凍える指で 扉を開けた Winte…

  • パステル ラブ – 尾崎亜美

    さよなら初恋のひとほほえんで言える少女時代に 別れを告げる道しるべなどいらないもうふりむかない長いこと待たせて ごめんなさい 二度と心をときめかせることもないと思っていたのに 愛しているの 愛しているのあなたのそばを離れないあなたの胸に そっとつぶやくPastel Love and Blue 淋しさに瞳曇らせうつむいてたから眩しすぎるの あなたの顔が波の白いラインを ずっと見ていたらふるえる肩を …

  • 風を見つめて – 尾崎亜美

    時計見ないで 影を見ないで 風を見つめて話さないで 光だけを感じていたい耳をすませば 聞こえてくるわ 季節の声が隠さないで あなたのこと みんな知りたいハレーション… 眩しすぎる輝きハレーション… 心があふれ出すわ言葉はいらない 何も何も 何もいらないあなた… 風を見つめて 100の言葉を 並べてみても 言いつくせないあなただけを 待ち続けた長い年月寒い北風 あなたとならば 頬に優しい指先だけ 触…

  • 雨は止まない – 尾崎亜美

    急な電話で 驚かせてごめんね 指が覚えてたの借りたままの本があるわ雨上がりに 街へ出ない? 過ぎた恋の続きをそんなふうに 始められたら…Rainy dayレモンをかじっても涙が止まない 遠い記憶の 切れはしから小さく胸の疼く日には一人用の 白いカップダージリンの 苦さの中 さようならの言葉をあの日だって 飲みほせたのにRainy dayどうして 聞きわけのない雨は止まない 確かめたい想いが波のよう…

  • スケッチブック – 尾崎亜美

    わたしの心の真ん中にある痛みに気づかないふりしてスケッチブックに絵を描いた失くした色があるような気がした もう虹は描けないの?ふくらみかけた花のつぼみや透き通る風も こぼれ落ちたパステルたちはやがて還ってくるの?私の世界に 同じ季節は巡らないだけど歩いて 歩いてゆくよ わたしの心の真ん中にある一番大事なものはなに?動かなくなったメロディーは静かに時を刻み続けてる 泣きたいほど綺麗な夕焼け雲やわたし…

  • To Shinning Shinning Days – 尾崎亜美

    長い雨も上がり 風が頬を撫でる迷宮(ラビリンス)を抜け出す時だとうつむいてた花も 空を見上げているわいつか夢は咲くよと微笑む 駆け出す キラキラ濡れた歩道は滑走路(Runway)加速して 新しい自分に出会う ありふれた 風景がこんなに愛おしいのは何故?誰かへの優しさはきっと世界を輝かせるTo Shining Shining Days 雨あがりの魔法 心に架かる虹が痛みを宝石に変えてくれる 笑顔が …

  • Jewel – 尾崎亜美

    たったひとつあなたに 言えなかった言葉がある何故?優しすぎる声に 背中向けた臆病な夏 はぐれた風の中で 群れを離れた鳥のようにただ不安な空を飛ぶ 明日に伸びる影を追って ああ あなたが大好きだった誰より大好きだった萎れた心だってふくらむほど 君を曇らせる涙を宝石(Jewel)に変えてあげる微笑んでごらん悲しみは花束(ブーケ)にして君の髪に飾ろう 激しい雨の朝に カーテンをそっと開ければまだあなた探…

  • 月を見つめて哭いた – 尾崎亜美

    「忘れる」「忘れない」「忘れられる」って思ってたのにどうしようもない気持ちと冷たい膝を抱えAlone….. 今頃 あなたは家路をゆくAlone….. それとも あてもなく彷徨っている 浅い眠りを 繰り返しては朝が来るのを待っているのただ傷ついた動物のように月を見つめて哭いた 「信じる」「信じない」守りたい人が 守れなくなる欲しいものなんて当たり前すぎて答えは Nothing…

  • 境界線を引いたのは僕だ – 尾崎亜美

    窓の外 ぼんやりと境界線が滲み出す柔らかな日常と孤独で自由な日々 ああ、守るべきひと愛すべきひと君は泣いてた あの時あと 1センチ 1秒を超える気持ちがあれば良かったすごい速さで動いた物語り君は羽ばたいた 眠るのがいつからか苦手なんだと気づいた日夢でさえ泣き顔の君に背中を向けた ああ、守り方さえ愛し方さえ僕は知らない 境界線を引いたのは僕だ消してしまう勇気がなかったソファーに残る君のぬくもりが消え…

  • フード ウォーリアー – 尾崎亜美

    気がかりはテレビの中わたしは台所で玉ねぎを刻んでる萎れそうな心に 空気を入れるような お料理を作るためにだって地球の大ピンチ負けるわけにはいかないお台所は世界の扉行ったことない国だって行ける 元気ですか?笑ってますか?食べてますか?トモダチ豆 豆 豆 煮える間ちょっと涙 拭きましょ 赤いテーブルクロスでブラジルに行こうかな イタリアにしようかな想像力を味方に ありふれた食材で お皿に奇跡を起こすだ…

Back to top button