小沢健二
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薫る(労働と学業) – 小沢健二
生み出すのだね君の手と手がこの世にないすばらしいもの 気がつくのだね動物として形のない 大切なこと 君が君の仕事をする時偉大な宇宙が 薫るあきらめることなくくり出される毎日の技を見せつけてよ 君が作業のコツ 教えてくる僕の心は溶けてしまうそれは永遠の中の一瞬のあるいは一瞬の中の永遠の喜びか? 消えてしまうよ手でふれるたび雪の結晶神秘さもそう 君が君の学業をする時 偉大な宇宙が 薫るおそれることもな…
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いちごが染まる – 小沢健二
いちごの種かとあなたは尋ねる手を伸ばして取る黒い麻袋 双葉が芽ばえる苗を植えかえる良い場所を選びいのち育ちたまえと 時を刻む大空の時計恵むこの土の上に 一つの夜ごと未来の方へ弾むきらり足音 聞いて ひいきをするように余計な草抜く遅くなった夜も粉雪の朝も寒くはないかと藁を気にかける地の神にいのるいのち守りたまえと 美しい滝の音のように葉の擦れる音がする一つの夜ごと春の陽が近づくきらり足音 聞いて あ…
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失敗がいっぱい – 小沢健二
秘密はあるもの 隠すもの追求されたら否定するものみんながないフリをしてるけどね 誤解はするもの されるものどんどんと溝は深まるものあるとき悲劇の幕が開くまで 涙に滅ぼされちゃいけない毎日には なおす力がある失敗のはじまりを反省する時もその力はくる 魂を救う 涙に滅ぼされちゃいけない毎日には笑えないを笑えるにする力があるから 可愛い人たち どうしてでしょう性格めちゃくちゃに悪いよねつけ上がらせてる …
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フクロウの声が聞こえる(魔法的オリジナル) – 小沢健二
晩ご飯のあとパパが「散歩に行こう」って言い出すと「チョコレートのスープのある場所まで!」と僕らはすぐ賛成する フクロウの声が聞こえる大きな魚が水音立てるいつか本当と虚構が一緒にある世界へ 渦を巻く 宇宙の力 深く僕らを愛し少し秘密を見せてくれる好きになること 嫌うこと轟音を上げるエンジンの音いつか混沌と秩序が一緒にある世界へ 天を縫い合わす飛行機 その翼の美しさをチョコレートのスープは映しているよ…
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高い塔とStardust – 小沢健二
その光線は天井へ昇る 幻その色彩は昭和平成をこえてより透明な 響きを放つ 東京の街に孤独を捧げている高い塔の一つそれは 直線的な曼荼羅僕らの魂のあり方 映す神殿のようだよ 古代の未来図は姿を変え続ける子どもたちを叫ばせるWoo-hoo-woo-woo ねずみ小僧が住んでいたという橋のあたり上方へ みちのくへ海峡をこえてこの聡明な 列島は続く それで僕は 君に言わずにいられないのだ小さな箸で全宇宙を…
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彗星 – 小沢健二
そして時は 2020全力疾走してきたよね 1995年 冬は長くって寒くて心凍えそうだったよね だけど少年少女は生まれ作曲して 録音したりしてる僕の部屋にも届く 今ここにある この暮らしこそが宇宙だよと今も僕は思うよ なんて奇跡なんだと 自分の影法師を踏むように当たり前のことを空を横切る彗星のように見てる 2000年代を嘘が覆いイメージの偽装が横行するみんな一緒に騙されてる 笑 だけど幻想はいつも崩…
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向日葵はゆれるまま – 小沢健二
もし君が 俺の心の奥に2度とは消えないほど深く傷をつけても海の底を照らす太陽の光静かにほどけるまま向日葵はゆれるまま変わりはしないよWHO… THANK YOU WHO… THANK YOU 人気の新着歌詞 愛し愛されて生きるのさ – 小沢健二 とおり雨がコンクリートを染めてゆくのさ僕らの心の中へも侵みこむようさこの通りの向こう側 水をはねて誰か走る夕方に簡単に雨が上がったその後でお茶…
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ホテルと嵐 – 小沢健二
パッションと光 追ってきた町朝早く起きるとジーンここまで来て良かった!機嫌斜めをブッ壊し 続いて行くレガッタ強い強い日射しが たぶん明日だってあるだろそんなことだって快感 ボトルの水をゴクリとため息表行ってブラリ それでもう1回ジーンここまで来て良かった!機嫌斜めをブッ壊し 続いて行くレガッタ汗をかいて眠りゃ 外で哀しい空騒ぎそんなことだって快感 やがて誰の体も吹っ飛ばすような嵐になったら踊りなが…
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天気読み – 小沢健二
上昇する気温のせいで ロ-ドショ-は続き不安と第6感について 君もきっと勘づいているほんの少し傷つけあうために待っている恋人同士と何言ったって裏返っていく彼や彼女君のいっつも切り過ぎの前髪のような変な気持ちだって どうにかなってゆく感情すぎ去ってった僕の赤いダイアリ予言を続けてる天気君はずっと信じないけど真っ白な壁ぶち当たる彼ら何という言葉もないまま嫌な返事ってのだけ狙ってるから僕のいっつも荒れ過…
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恋しくて – 小沢健二
幸せな時は 不思議な力に 守られてるとも 気づかずにけど もう一回と 願うならば それは複雑な あやとりのようで 寒い 夏の朝に ひとりきりの部屋で呑みこまれてゆく 魔法のようなもの かんじてる ながすぎる春と 知りながら 僕らは何度も逢い 酒をのんで二人でよく見た 映画はなぜだか“シリアル・ママ”とか “蛇拳”とか そんなことの全て 僕らが見た光眩しすぎて 生々しくて痛むよ とりあえず いつもい…