小林麻美

遅すぎた言い訳 – 小林麻美

もっと あなたの胸に
入りこめていたら
あんな こじれたままで
二人 別れないの
壁に つるしたコート
あの日 向うみずに
私 なげつけてみた
顔も見たくないと
今ごろ どこにいるのよ
帰って 帰ってもう一度
女としての やさしさ
さがして おいたの
口づけも 一つ一つ
始めから あの恋が好き

どこか あやふやだった
愛もくらしかたも
たぶん 気持ちと別に
二人 くたびれたの
いつも 肩よせて見た
星は うすれたけど
あるがままの若さを
私 かけたつもり
今ごろ 誰といるのよ
帰って 帰ってもう一度
あなたの 占めた大きさ
あらたに 気づくの
涙さえ 一つ一つ
始めから あの恋が好き

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シフォンの囁き(FEMME DANS MA VIE) – 小林麻美

殺して下さい 今のうちにシフォンの腕で締めるように二度とあなたを待たないように甘い Femme, femme, femme, femme くちづけ熱い Femm

グランプリの夏 – 小林麻美

彼をかえして 急ぎすぎた日々地上から アゲハが舞う夏へ赤いBodyは 最後のコースへと すべり込む焦げ出すオイル 爆発音を上げ 飛び散った不思議な運命の 見えな

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二人は合わせ鏡光を奪い合って無限の愛のうしろの闇へ歩き始めた あの夜Lunatic 狂ったのは 誰?Lunatic 離さないでLunatic 仕組んだのは 誰?

Sugar Shuffle – 小林麻美

Wow Woo Do The Suger ShuffleWow Woo Do The Suger ShuffleWow Woo Do The Suger Shu

Lolita Go Home – 小林麻美

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Typhoon – 小林麻美

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幻惑 – 小林麻美

話す すべては 話し つくして泣くこともできずに あなたから すりぬける時夜明けを待たず 扉の外へ今恋人の待つ 港へと 車をとばす燃えるような恋に 身をまかせて

水晶の朝 – 小林麻美

あなたのものになれても私のものにならない恋を包んであげる夢見る頃はすべてがすぐにさわれる距離にいたのに少し遠いのゆるやかな汽車 窓は一面ひまわり畑 もうじき逢え

恋なんてかんたん – 小林麻美

テレフォンナンバー 急に聞かれたクラブのプールサイドなれてる様な 純粋な様な 年下のドルフィン飛び込んで しぶきあげて Oneストローク息を吸って ターンして 

金色のライオン – 小林麻美

泣きつかれ いつの間に眠ったのにぎったままの 受話器が囁く忘れなさい うわきな男なんかあやしい夢に つれてゆくからとアンセリウムの 危険(あぶな)い香り媚薬のよ

Transit – 小林麻美

夜明けに降りる エア・ポート黄色いライト ゆき交う眠れないまま 手紙書いたけれど燃えだす朝陽に くべてしまったわあせてしまったわロビーに休む人々の知らない会話 

幻の魚たち – 小林麻美

BONNE NUIT 月の光蝶々みたい プールの波ふっと 向う岸にあなたがいる気がする夜音もたてず 泳ぎ出せば水の中はあたたかいわすぐにすぐに そこへゆくわ今で

夢でいいから – 小林麻美

夢でいいから もう一度あなたに逢いたい逢ってくちづけの お返ししたいの恋のカクテル もう一度あなたと 飲みたい飲んでくちづけの お返ししたいの夢の中の ドリーミ

夢のあとさき – 小林麻美

夢の中であなたの重さを感じ暗闇を抱きしめながら 目覚める窓をあけて乱れた髪がからみつくうなじのほてりをしずめる雪が降っている 裏の竹やぶに さらさらと夢のあとさ

アパートの鍵 – 小林麻美

灯りもついてないしあなたの帰りは まだ鍵は いつものとこ背のびで 見つけます見慣れた 部屋の中はきちんと片ずいてるそれが なぜか 今日は胸さわぎする わたしです

白いシャツきて – 小林麻美

ガラス越しの 喫茶店から チラチラちょっと見たら見つめ返して横むく午後の陽ざしに白いシャツ着て わたしはボタンひとつ そっとはずし知らん顔で お茶を飲みますもし

ぶどう色の経験 – 小林麻美

私が彼と暮らした部屋は学生達で賑やかな街の途中にありました期末試験も終わったある日ほんの少しの友達と結婚式をしたのです二十歳(はたち)が待ち切れなく始めた甘い生

夢見るシャンソン人形 – 小林麻美

私は夢みるシャンソン人形心にいつもシャンソン あふれる人形私はきれいな シャンソン人形この世はバラ色のボンボンみたいね私の歌は だれでも聞けるわみんな私の 姿も

雪どけ模様 – 小林麻美

今のあなたは 生きることにとても大事な時だからわたしあなたのそばを離れていましょうどうぞあなたは夢にすべてを賭けてみて欲しいのなんとかなるでしょう一人でひと冬ぐ

雨だれ – 小林麻美

ひとり雨だれは淋しすぎてあなた呼びだしたりしてみたのふたりに傘がひとつ冬の街をはしゃぐ風のように寒くはないかと気使うあなたのさりげない仕草に気持ちがときめく淋し

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