波がひたひた寄せている
水をすくうとあたたかい
春がそこまで来ています
私 嫁(とつ)いで行くのです
白い鴎が群れとんで
空をおおって消えて行く
あなたの手紙は まだかしら
やさしい手紙は まだかしら
今はGパンはいてます
それが一番似合います
だけどもうすぐしとやかな
違う私になるのです
赤いサンダル ぬぎすてて
砂をはだしで踏んで行く
あなたの手紙は まだかしら
やさしい手紙は まだかしら
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コートの片隅でラケットふりながら今ボロボロと泣きじゃくる私はひとりあなたに誘われて楽しく過してたあのすばらしいひとときは まぼろしかしら汗にまみれた顔のままくち
もう二度とあなたに 逢わないわもう誘われても 行かないわそうよいつもの お店にも行かないなぜこんな悲しみ くれたのよなぜあんな仕打ちを みせたのよ恋は一つの あ
不良少女だと 思われていいのよあなたの注意を ひきたいのそっと目をとじて くちづけ待ってる私を軽蔑 しないでね好きだから 好きなの理由など ないのこの胸の中は
一輪ざしにはしおれた花が私の悲しい胸のようあなたが毎日とどけてくれてたあの花 五日もとどかない私を忘れたのかしらきらいになったというのかしらいや いや このまま
駄目よ 駄目よ のぞいちゃ駄目よ乙女心のぞいちゃ駄目よ少女が大人に変って行く時罪の匂いが少しする誰もが知らない秘密を抱きしめ化粧をしてるの昨日くちづけをされた唇
哀しみだけ 残したまま風のように消えた 初めての恋よあなたに逢う 少しまえの小さな出来事 それだけなの青空さえ 今は見えるわあなたがいて 私がいるわあゝ愛こそ
わたしの大好きなやさしいおもかげ夢見る瞳よ今ごろあの人は町から町へとさまよい歩くのか?恋は知らず知らず 心に咲く恋は赤く赤く たのしく咲く待ちましょうめぐり逢え
ブルー ネイビー・ブルーわたしの彼は青いおめめをした水兵さん大きなお船で彼は 海の上毎日逢えないことが ブルーなのよとってもブルー ネイビー・ブルーわたしの彼は
ヘイ・ゼア ジョージー・ガール夢からもうさめて恋する日は そこまで来ているそうよ ヘイ・ゼア ジョージー・ガール淋しくしていても心をかたく 閉ざしていても時は足
私のママが言いました男はみんな狼よだから おもてでは知らぬ人にお口を聞いてはいけませんよ言われた通り おとなしくわき目もふらずに歩いてみただけどなんとなく つま
自転車を走らせて 灯台をまわりぎらぎらの砂浜を 私は駈けて行く麦わら帽子を 投げ捨てて真白なドレス 脱ぎ捨てて私は人魚に 変って行く真夏の人魚に 変って行く誰か
愛は かがやく陽差しより暖かく愛は 大きな海よりなお深い愛は 夜空の星よりきらめくものそれはこの世で 一つだけのものあなたに出会い 生きる意味を私は知ったのよ何
潮風が好き 太陽が好き真夏の海を 見てるのが好きそのひとは そんな時あらわれたの真黒な顔して 声かけたの向うの島まで 舟を出し小さな冒険 しないかと八月まぶしい
あなたに誘われて ここまで来たわまぶしい陽のひかり ふたりの草原つば広帽子で 顔かくしてうとうとしていたら 日がくれたポツンと見えてる 家の灯りはふたりの何かし
あなたに捧げた愛はかなく消えて行き私は今涙で枯葉を見つめてるくちづけの想い出を指でたどりつつ十六の一日を思い出しているあのひとのあの言葉あのふるまいを私はもう許