奥村初音

  • 恋、花火 – 奥村初音

    浴衣姿で 手と手をつなぐ天神まつり だけど今は ひとりぼっち 両手をあげても 触れない空に肩を並べて 同じ願いかけた あの日 もう二度と果たされぬ約束残して 死んでしまったの 暗い空に散りばめられる 無数の花びらはあたしをひとりにして 涙で滲む命暗い空に散りばめた想い もう一度あなたのとなりで消えそうな ぬくもり あの香り 目をとじて 今年も花火の季節がきたね浮かび上がるのは いつかの となりで笑…

  • 君を想うと… – 奥村初音

    ふと笑った くしゃくしゃな君の顔はどんなわたしも 元気にしてくれる 包まれると 痛いほど やさしさ感じる離れてると 切なさが頬濡らす だけど… 少しでも 一秒でも となりにいてほしいそれだけで それだけで うれしくなるの「すき」という言葉よりも ただ一緒にいたい声にならなくても こころは伝えられる ずっと遠くで 夕日に輝く海ずっと遠くで ひびく波の音 不安になるときは 目をとじて思い出す君がくれた…

  • 砂 – 奥村初音

    二つの足跡 波に消されてしまっても写真は今でも あの日のままで… どこまでも遠く流れてく空ふたりの心 どうしてすれ違うの 積み重ねてく想いは一秒以下の世界で 崩れてしまうほどに本当はすごく弱くて形にすれば 砂みたいにもろくてすぐに消えてしまうこと知らずに居たい “あなたの明日は わたしのためにあけておいて”臆病なわたしに 言えるはずなくて… 数えきれないほど 響いた言葉記憶の中に映る うしろ姿 積…

  • あした晴れたら – 奥村初音

    あした晴れたら わたしをつれ出して君のうしろに 一瞬でとびのった ひこうき雲 追いかけて とばしてく時間もこえて このまま遠くの海まで行きたい 強い気持ち 君と走れる ただそれだけでいいわたしにとって その方が夢がある 臆病な自分捨てて走ってく強い陽射し浴びて このまま遠くの海まで行きたい 君と 君と昨日までの自分をこえたい まぶしい光このままずっと 駆け上がっていきたい広がる青い空 このまま遠く…

  • くつずれ – 奥村初音

    「あいしてる」なんて うかつに言わないで言葉より そばにいて 目の前に広がる現実(せかい)は落とし穴だらけでこんなはずじゃなかったのにな 探した恋物語 素直になって本気になって こっち向いてのサイン肝心なとき寝顔 「あいしてる」なんて うかつに言わないで言葉より そばにいて飽きれるくらい きまぐれで頼りないけど大事なとき 淋しいときわたしのことだけ かまって 待ち合わせ 急いでるのにな 突然のくつ…

  • ひこうき雲 – 奥村初音

    なんとなく 描いた夢指でなぞる ひこうき雲 背伸びして 届きそうで 届かなくて… 小さな手で すくいあげた 君の夢のかけら何を見てるの 何を想うの 目に見えない想いは こころの中彷徨う暗闇を 手探って 雲の流れを 追いかけて瞳に空映して 風の唄そっと感じているのばした指先よりも ずっと遠く 瞬く間 とけてしまう虹の橋も 夢時間も つながった 時をこえて 光放つ 小さな手じゃ つかめないと 決して思…

  • 孤独の戦士 – 奥村初音

    ずる休みしたい のんびりしたいお昼過ぎまで 夢の中で浮いていたいそんな日もあるね 運命変わる瞬間(とき)君はたくさんの期待と不安を背負いながら立ち向かう 孤独の戦士 君のちいさなひと言に 誰もが救われてるんだどんなに 苦しくて つらくても 笑顔見せて 失敗するたび一歩ずつ 近づいてゆく夢の扉君の迷い消えたとき 晴れ渡った朝がくる 頑張りすぎることときどき 空回りすることあるけど「なんとかなるって」…

  • きっと叶うよ – 奥村初音

    「きっと叶うよ」夏色の風にのせて贈ったことばあなたの心に届いたかな ちゃんと知ってるよ涙隠してほほえむ 強がりなところ人には見せずに 頑張るところ 気づかぬうちに バラバラになる夢拾い集めて その手で つかんで あなたの描いた夢 ひとつひとつ形にしてほしい明日に向かって歩く 自分を信じてそして 忘れないで まっすぐ伸びるひまわりのように青空は どんなときでも 立ち上がる勇気くれる ねぇ、あれから何…

  • モノクロの空 – 奥村初音

    いつもより 雲の流れがはやくて 想いを馳せたざわめきの中にひとつ 今はない君の声 何度もかき消そうとしてみたけど 恋しくて 恋しくて 振り返ることできなかっただから今 君がいたすべて 胸の深く深く 飾ることに決めた あの夏と 同じ色の空に 浮かんだ花びら振り返るふりをしながら見ていた 君のよこがお 泣きたくなるたびに強がってたけど 会いたくて 会いたくて 行くあてもなく 走り出したひとりきり モノ…

  • ふたり – 奥村初音

    ゆびきりをした 夕日に包まれ腕をそっと回した 背中に伝うぬくもり 別々の道 選んで はなれてもいとしく想う こころは変わらずにいるのに ときどき不安になるから つないだ手を強く握って ぎゅっと握ってはなさないでね一途な想い 言葉にして あふれる あふれる気持ちを伝えたくて 静かな夜に せつなさ押し寄せて部屋の窓ガラスに もたれてのぞいた空 並んだ星に ふたりを重ねたつながってると信じて 淋しさ 越…

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