奥村チヨ&レオ・ビーツ
幻のアマリリア – 奥村チヨ&レオ・ビーツ
雪のふる湖に ひとりでぼくを待つ
幻のおとめよ いとしのアマリリア
かなしみにぬれる灯 かきたてながら
小さな舟うかべて 君のもとに行こう
凍りつくこの指を 君の膝にのせて
ぼくを抱いておくれ
やさしいアマリリア
ささやかな一つの夢も
はかなく消えて
つたう頬の涙を 君だけに見せよう
たそがれの湖に いつでもぼくを待つ
月の光りよりも きれいなアマリリア
むなしい幸せを捨てて 君とふたりで
氷の花を摘めば ながれゆく夜霧よ
雪のふる湖に ひとりでぼくを待つ
幻のおとめよ いとしのアマリリア
かなしみにぬれる灯 かきたてながら
小さな舟うかべて 君のもとに行こう
凍りつくこの指を 君の膝にのせて
ぼくを抱いておくれ
やさしいアマリリア
ささやかな一つの夢も
はかなく消えて
つたう頬の涙を 君だけに見せよう
たそがれの湖に いつでもぼくを待つ
月の光りよりも きれいなアマリリア
むなしい幸せを捨てて 君とふたりで
氷の花を摘めば ながれゆく夜霧よ
手と手を とりあえば何も言わなくても二人だけに わかるすてきな 恋の語らい手と手を とりあえば悲しみは きえてほら えくぼがかえってくる手と手を とりあえば手と
ひきとめはしないけど何もかも 夢なのね誰よりも愛していたあなたは憎い人それが私のせいならば別れるなんてできないわあなたがそばにいなければわたしは歩けないもう少し
もう会えないと言えなくて見つめていた冷たい涙が 二人の心をふるわせた今は夢がすぎてむなしさが私をよびもどす愛がのこっているのになぜあなたは消えたのあゝ 苦しい
楽しかったあの日の夢をそっと胸に二人だけの大切なもの秘密にしたいの二人のこの愛 忘れないわすてきだったあの頃 思い出すの涙ぐんでた瞳のなかにあなたが写るの二人の
追いかけて 追いかけてすがりつきたいのあの人が消えてゆく 雨の曲り角幸せも おもいでも水に流したの小窓打つ雨の音 ほほぬらす涙はじめから 結ばれない約束のあなた
あなたのそばでいつもあまえていたいあなたのそばでじっと夢をみていたい青い砂に埋もれた真珠貝渚は二人のパラダイス素足で水辺はるかに歩きつづけて夜空をかざる銀の星に
霧にだかれて しずかに眠る星も見えない 湖にひとりちぎれた愛の 思い出さえも映さぬ水に あふれる涙霧にあなたの 名前を呼べばこだませつない 摩周湖の夜あなたがい