城戸ちづる・亀井ゆうじ
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桜しぐれ – 城戸ちづる・亀井ゆうじ
お前は川面(かわも)の ながれ草あなたは世間の はぐれ雲同じ淋(さび)しい 瞳(め)の色がきっと二人を 引き寄せた遅い二人の この春を祝う弥生(やよい)の 桜(はな)しぐれ 信じることさえ 忘れてたこの胸凍らせ 生きてきた何度浮き世を 恨んだか幾度わが身を 責めたやらみんな思い出 過ぎたこと祝う弥生(やよい)の 桜(はな)しぐれ お前は明日(あした)の 夢灯りあなたは心の 虹の橋やっと見つけた 倖…
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酒場の金魚 – 城戸ちづる・亀井ゆうじ
しょせん綺麗な 水には住めぬどうせ私は 酒場の金魚よせよ そんなに 自分をいじめ涙いっぱい まつ毛に溜めていいのね信じて…ついてくればいい酒場の金魚の 恋物語 嘘に溺れて 何度も泣いたそんな哀しい 昔があるの誰も 一つや 二つの傷は持っているだろ 俺にもあるさ似た者どうしね…だから惚れたのさ酒場の金魚の 恋物語 お酒飲まない 素顔のままの純な私を 今夜は抱いてまるで 初めて 恋するように胸が痛むよ…