吉幾三

  • バカな女です – 吉幾三

    「お前のそばが ホッとする」ポツリと私に 言った人あんたが必ず 戻る日を信じて今夜も 待つ私…いくらなんでも これきりなんて嫌よ嫌です つらすぎるバカな 女です今すぐあんた 抱きしめて今すぐあんた 抱きしめて 故郷(こきょう)の話 する時のあんたのあの瞳(め)に 惚れたからほんとは優しい 人だって誰より私が わかってる…理由(わけ)も言わずに これきりなんて駄目よ駄目です ひどすぎるにがい お酒で…

  • OIRU SHOCK! – 吉幾三

    年取ったよネ 年取ったよナ俺達ふたり お前も この俺も…トイレが近けェ… あまり出ねぇのに若い子たちの 言葉が分かんねえ欲しい物など 何にもねぇ喰いたい物など さほどねぇ少しでも 元気なオヤジでいてぇ少しでも 自分の歯で喰いてぇ年取ったよネ 年取ったよナ俺達ふたり お前も この俺も… 髪減ったよネ 髪減ったよナ俺達ふたり あんなにあったのにメガネ欠かせねえ 薬欠かせねえ電話 絵文字が さっぱり分か…

  • 津軽海峡・冬景色 – 吉幾三

    上野発の夜行列車 おりた時から青森駅は 雪の中北へ帰る人の群れは 誰も無口で海鳴りだけを きいている私もひとり 連絡船に乗りこごえそうな鴎見つめ 泣いていましたああ 津軽海峡・冬景色 ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと見知らぬ人が 指をさす息でくもる窓のガラス ふいてみたけどはるかにかすみ 見えるだけさよならあなた 私は帰ります風の音が胸をゆする 泣けとばかりにああ 津軽海峡・冬景色 さよならあなた…

  • 川の流れのように – 吉幾三

    知らず知らず 歩いて来た細く長い この道振り返れば 遥か遠く故郷が見えるでこぼこ道や 曲がりくねった道地図さえない それもまた人生あぁ川の流れのように ゆるやかにいくつも時代は過ぎてあぁ川の流れのように とめどなく空が黄昏に 染まるだけ 生きることは 旅すること終わりのない この道愛する人 そばに連れて夢 探しながら雨に降られて ぬかるんだ道でもいつかはまた 晴れる日が来るからあぁ川の流れのように…

  • 悪女 – 吉幾三

    マリコの部屋へ 電話をかけて男と遊んでる芝居 続けてきたけれどあのこもわりと 忙しいようでそうそうつきあわせても いられない 土曜でなけりゃ 映画も早いホテルのロビーも いつまでいられるわけもない帰れるあての あなたの部屋も受話器をはずしたままね 話し中 悪女になるなら 月夜はおよしよ素直になりすぎる隠しておいた 言葉がほろりこぼれてしまう 「行かないで」悪女になるなら裸足で夜明けの 電車で泣いて…

  • Try A Little Tenderness – 吉幾三

    涙の数だけ優しくて 怒った数だけ笑えるさ夢みる数だけ希望あり 歩いた数だけ願いある 他人に優しくしているかい 望んで我慢もしているかい仕事は楽しくしているかい 偏見差別はしてないかい 本気で平和を願うかい 本気で語って生きてるかい本気で彼女に惚れてるかい 本気でこの先分かるかい 逢える数だけ嬉しくて 別れの数だけ大人になる年とる数だけものを知る 優しくなれるさ少しだけ Come on give y…

  • 星の雫 – 吉幾三

    いつでも君が居た いつでも僕の側波の寄せ来る音を 聞きながら居たこれからの夢…君 夜空の星を見て泣いて笑ってケンカして 生きて行(ゆ)こうと決めたあの日の君に会いたい ポロポロポロポロと今あの時の君の頬笑み追って 昨日も今夜も泣いている今にも全てが壊れそうで ポロポロポロポロと僕が夜空に浮かぶ 君の顔が 星の…星の雫に… 知っていたのさ僕 君の病(やまい)の事弱虫 泣き虫だネと 言いながら…君「そ…

  • 星空のラブソング – 吉幾三

    あなたとふたり ラジオの歌に月夜に浮かぶ 街灯り寄せ来る波を 聞きながら秋の海に 車止めこのままずっと あなたといたいどこかで朝を 見たいから寄せ来る波との ラブソングあなたがそばにいるから湘南の海で 出逢ったね何度もけんかも したよね少しは大人に なったはずあなたがそばにいたから あなたの胸に わたしをうずめ月夜に揺れて 夢見てる夜風の中で こぼれてく涙 拭いてくれたねこのままずっと このままず…

  • 爺々婆々 – 吉幾三

    50だろうが 60だろうが 70だろうが Yo!Yo!この国支えた どんな人でも 爺々婆々爺々婆々爺々婆々爺々婆々… Yo!Yo! 爺々婆々爺々婆々… Yo!Yo!楽しみなんか有りゃしねぇ ついでに銭ねぇ爺々婆々 コロナの話で年寄り出るなと 誰かが言ってた Yo!Yo!60過ぎは なるべく出るなと テレビでよ爺々婆々爺々婆々… Yo!Yo! 爺々婆々爺々婆々… Yo!Yo!暑さ寒さも彼岸まで それ…

  • 亜細亜 – 吉幾三

    月の灯りを頼りに 亜細亜を歩いて行けば今まで見えないものが ゆっくりうっすら見える豊かで冷たい街と 貧しく優しい村の子供の笑顔は一緒 未来も一緒で欲しい涙の数だけ人は 利口な大人になれる苦しい数だけ人は 優しい大人になれるHey Hey Hey 亜細亜…Hey Hey Hey 亜細亜…平和が何より一番 向き合いすべてが言葉明日に役立つ夢を そんな亜細亜を夢見てる 夜空輝く星と 亜細亜の大地を行(ゆ…

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