夜更けはあまりにも静かで
ただ枕元には
刻む秒針と慣れた君の
声だけが聞こえた
さよならが受話器越しで良かった
会ったなら縋ってしまうから
ある日君が眠れぬ夜ふと思い出せば良い
そして悔やめば良い
最後に抱き合ったあの夜
まだ少しだけでも
君は愛しさを感じていた?
聞くこともできずに
下らない話をしたのはこのボタン
押せば君が過去になるから
きっと君はその誰かとやがてこの終わりを
始まりと呼ぶのでしょう
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ようやく君を捕まえたのさ この部屋に恥じらうならばカーテンはまだ 閉めておこう下らない一日を終えて家に帰れば、ねえ四畳半 アパートに咲いた花の様誰よりも愛しい君
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二人出会いは突然に 運命に気付いたよ1つ先の駅で降りる 思ったよりも離れていないほら君の誕生日も血液型だって分かってるさ、黙ってても いつも近くで見ているから例
一夜限り とうに気付きながら 夜毎委ねる買われる性 其れを憎めど 欲に溺れ貴方もそう 彼らと同じ様に 雑に為たなら此程まで 狂おしい想い 知らぬままにこんな私を
覆われる途中の景色に彼を見た様な気がして瞼を閉じる薄汚い壁には絡み合った二つの影が踊って真夜中彼も彼も私じゃなくて 似た人を見て悟る私の頭が嫌い、誰か早く空にし
あゝ言葉の隙間埋める様に古い自販機で二つソーダを買って誰もいないホームに二人きりできるだけ普通にしていたかったけど“指切り、いつかこの場所で きっとまた会える”
嗚呼、今予報外れの雨に打たれて強がり笑った傍からね、滲んだ貴方の姿きっと欲を見せた 馬鹿な私に向けられた何かの罰なんでしょう もう、巻き戻せないごめんね、降り出