友川かずき

  • 似合った青春 – 友川かずき

    喋るうまさより黙るうまさがこれからは大切だよ唄ってるもいいし聴いてるもいいしらしさが出ていればだよ鉛筆の重さに自分の哀しさをのせてやる夢を見たよ似合った青春だよ似合った青春だよ 辛い坂道風が吹いてたよ昨日と何度も出会ったよすれ違う人は平泳ぎのように脇目もふらず急いでたよ求めるものが近くにあるからあんなに慌てているんだろう似合った青春だよ似合った青春だよ 映画の場面によく出てくるような恋をしてみたい…

  • 歩道橋 – 友川かずき

    歩道橋の上から愛が見える汗を拭き乍らセールスマン風の男が歩いてくかごの中で鳥は狂い乍ら死んだ枯れてうつむく赤いとうがらしの花歩道橋の上から愛が見える僕死ぬのは厭だ 僕死ぬのは厭だ僕歌はひとつの「かご」かもしれないな 自動車~弟、友春君への詩吠え面をビュービューかくようなスピードで空漠の中を若い自動車達が走って行ったその後を追うように文句を沢山用意して警察の自動車が走って行ったそんな事よりすべてを土…

  • 23才の抵抗 – 友川かずき

    風にとび込まれるよりは風の中へととび込んでやりたい過去に追われるよりは未来を逃げ廻ってやりたい勇気をさしのべられるよりは沈黙の友情に感謝してやりたいくだり坂を走って行くよりはのぼり坂をゆっくり歩いてゆきたい時間に動かされるよりは時間を自分で生んでやりたい うすい望みが 希望で絶えた望みが 絶望で人の間が 人間だ時の間が 時間だ思う想いが 思想で空しい虚しいが 空虚で独りで裁くが 独裁だ沈んで黙るが…

  • 魂 – 友川かずき

    善事と悪事は 誰決めるあなたの人生 誰決める生きてる感じが 欲しいから生きてる感じが 欲しいから夜が来る度 家を出て夜が来る度 家を出て俺は生首 さがしてる生気のしたたる生首をおい! 知らないかってさ 他人から盗んだ 魂なら必らず誰かに 盗まれる生きてる感じが 欲しいなら生きてる感じが 欲しいなら朝陽と一緒に 街を出てあなたの魂 さがしなさいどこにもあるはず ないけどな目の色変えてさがしてるおい!…

  • 殺されたくないなら殺せ – 友川かずき

    故里の駅にあるざらざら乾いたのどかさが俺の刃物に泥を塗る殺されたくないなら殺せ殺したくないなら首括れ 優しさが街を焼けば卑しさそれに水かける俺の心臓は水びたし殺されたくないなら殺せ殺したくないなら首括れ 狂った若い歌手が死んだ猫を連れ込んでロックンロールをきかせてる殺されたくないなら殺せ殺したくないなら首括れ 人気の新着歌詞 生きてるって言ってみろ – 友川かずき ビッショリ汚れた手拭…

  • 死にぞこないの唄 – 友川かずき

    ワイヤーでその首をきつくきつく締めあげりゃシワが沢山できるだろうな 鉞で足首をめちゃくちゃ殴ったらまっかな命がでてくるだろうな 機関銃をその顔に向けてズドンと撃ったなら眼玉はどっちへとんでゆくだろな 奈良の大仏を背負って海へもぐったらカツオやクジラは逃げだすだろな 農薬をトラックで一台食事がわりに食べてから何日目あの世だろうな 硫酸のお風呂に足からドボンと入れよ垢はたちまちおちるだろな 長ドスでそ…

  • 臨終 – 友川かずき

    秋空は鈍色にしてその馬の瞳のひかり水かれて落つる百合花ああこころうつろなるかな 神もなくしるべもなくて窓近くおみなのゆきぬ白き空盲いてありて白き風冷たくありぬ 窓際に髪を洗えばその腕の優しくありぬ朝の日はこぼれてありぬ水の音したたりていぬ 町々はさやぎてありぬ子等の声もつれてありぬしかはあれこの魂はいかにとなるかうすらぎて空となるか 人気の新着歌詞 生きてるって言ってみろ – 友川かず…

  • サーカス – 友川かずき

    幾時代かがありまして茶色い戦争ありました幾時代かがありまして茶色い戦争ありました サーカス小屋は高い梁そこに一つのブランコだサーカス小屋は高い梁見えるともないブランコだ 頭さかさに手をたれて汚れ木綿の屋根のもとゆあーん ゆよーん ゆやゆよんゆあーん ゆよーん ゆやゆよん それの近くの白い灯が安いリボンと息を吐き観客様はみなイワシのんどが鳴りますかきがらと 野外は真っ闇くらのくら夜はこうこうふけます…

  • 汚れつちまった悲しみに – 友川かずき

    汚れちまった悲しみに今日も小雪の降りかかる汚れちまった悲しみに今日も風さえ吹きすぎる 汚れちまった悲しみはたとえば狐の革ごろも汚れちまった悲しみは小雪のかかってちぢこまる 汚れちまった悲しみはなにのぞむなくねがうなく汚れちまった悲しみは倦怠のうちに死を夢む 汚れちまった悲しみにいたいたしくも怖気づき汚れちまった悲しみになすところもなく日は暮れる 人気の新着歌詞 生きてるって言ってみろ –…

  • 明るい夜 – 友川かずき

    泣いておさまる 恋がありゃ5円玉ひとつと 一緒にね持ち歩くぞ 持ち歩くぞ 許してこだわる 親がいりゃ爪をけずって スープにして呑ませてあげるよ呑ませてあげるよ 悩んでかたづく 友が居りゃ縮んでこの身が 腐ってもおがむに行くぞ おがむに行くぞ 明るい夜 明るい夜に死んで生まれた 唄ひとつ 叫んで倒れる 敵が居りゃ喉笛破裂して 絶えるまでこらしてやるぞ こらしてやるぞ 流れてとける 夢がありゃ竹の林を…

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