寂しがりやの 男はみんな
風に浮かんだ 雪虫さ
忘れた頃に 訪ねて来ては
冬の寒さを 置いてゆく
ふわり ゆらゆらり 逢いにきて
どこへどこへ 帰るのさ
あたしの乳房で 溶けてゆけ
ぎゅっと抱いたら 飛んでった
夢を食べてる 男はみんな
夜に漂う 雪虫さ
ひとりの胸に 棲めないくせに
窓の灯を 恋しがる
ふわり ゆらゆらり 抱きにきて
すぐにすぐに 逃げてゆく
心を冷たく 濡らすだけ
ぎゅっと掴めば まぼろしさ
ふわり ゆらゆらり 逢いにきて
どこへどこへ 帰るのさ
春まであたしと 暮らそうよ
ぎゅっと抱いたら 消えちゃった
色は匂へど 散りぬる女どうせ散るのが さだめなら咲いて見せましょ 二度三度生きてりゃいろいろあるわいなさくら ぼんぼり 花見酒酔って浮世の 憂さ晴らし 憂さ晴ら
あんたの心に誰かが住みついて出て行ったのさこの部屋を追いかけてみたいけどかわいい女になれなくて悲しみだけが置き去りにされてひとりぼっちになってゆくかまへんわ強が
いつから鳴らなくなったのかあの日夜店で 買った風鈴泣けないあたしに よく似てるあんたの匂いが 今も恋しい昨日の夢に 呼ばれるようにあんたが街を 出てった日から忘
人はみかけじゃ わからない女はなおさら わからない嘘や愛想は 好かなくて口は悪いが 請けにゃ厚い津軽じょっぱり あとにはひかぬこんな女に アアンア アンアン 惚
祭りばやしの季節が過ぎてそろそろ秋風が吹きますね線路の脇の 秋桜揺れる今は寂れた 故郷の駅いつまでも いつまでもあなたの汽車をここで見送ったあれはもう 遠い昔都
三日三晩の 嵐の後は群れにはぐれた かもめ鳥同じ匂いの あたしとあんた海をみつめて 焦がれ泣く大間の秋は 日暮れが早いひとりじゃ夜が 死ぬほど長いザンザ ザンザ