冠二郎・北見恭子
木曽路わかれ雨 – 冠二郎・北見恭子
(女)炎えているのに 寒いのあなた
(女)抱いて下さい 私を強く
(男)すがるお前の 乱れた髪が
(男)俺の体で 吐息にかわる
(女)羽根を休める小鳥のように
(男女)より添うふたりの かくれ宿
(男女)夜の木曽路は わかれ雨
(女)好きになっては いけない人に
(女)なんで逢わせた 運命がにくい
(男)俺もお前を 知らずにいれば
(男)命けずって 愛しはしない
(女)杉の木立を 人目をさけて
(男女)さまようふたりの しのび傘
(男女)秋の木曽路は わかれ雨
(女)あなた信じて これから先も
(女)夢を捨てずに 生きます私
(男)たとえ離れて 暮していても
(男)俺のこころは お前のものさ
(女)恋の名残りが 湯もやに炎える
(男女) かなしいふたりの 愛の里
(男女)夜の木曽路は わかれ雨