児島未散

  • ジプシー – 児島未散

    昨日(きのう)から 降りつづく雨の日は読みかけのページから続くよに名も知らぬ街角へ旅をする だれか悲しい恋を忘れさせてほしいあなたの傷あと 痛むから 「謎めいた女」と男たちが ふりかえるよだれよりも寂しい愛のジプシーよ あなたから言われたのサヨナラは想い出を捨ててきた靴だけ空の果て 見上げたら流れ星 こんな砂漠でひとりどこへ行くの明日(あした)あなたに逢えたら 泣くでしょう 「美しい女」と人はいつ…

  • Sweetest joker – 児島未散

    愛は宇宙の神秘だなんて恋をするたびに感じてしまうチャンスの数だけ涙があるあなたにほら 見せてあげるわ Sweetest joker Let me know itときめきに飛び込んだならKiss and hold me Touch my heartacheステキな 恋のはじまり 昔の彼女 昔の彼もめぐり逢うためのステップなのよころがるハートもとめられないジョーカー 手に 切る日を待つわ Sweete…

  • 合鍵 – 児島未散

    あなたらしくないわね 妙に優しくて服を買ってくれたり 花をくれたりケンカにさえならない 小さな微笑み嵐の前の静けさみたい 何かが 変わりはじめた予感秋と冬のその隙間で 乾いた風が胸をさす さりげない ありふれた 毎日でよかったのにしおらしくするその態度 不安に思うじゃない何気ない ありふれた 毎日でわかり合えた妙に優しくするなんて あやしく思うじゃない 手のひらで遊ばせるほど 大人じゃないあの留守…

  • 一歩ずつの季節 – 児島未散

    変わる季節を追いかけて風の中揺れるとまどいは 知らずに消えていく今は思い出のシーンもなつかしく 心しみるけど 時は進んでくいつかくちづけで 驚かせた日私本気だったの 今も嘘じゃない 舗道で足を止めた あの時あなたまるで少年みたいできっと突然すぎたかも友達の ままで いてねなんて 私いつも言ってだけど 女なんて不思議風向きで変わる恋心を 受け止めてねいつも一歩ずつ明日 越えてゆくから言い出せなかった…

  • そばにいられたなら – 児島未散

    窓ごしの月が レースの波に揺れてるよめない気持ちと つのる不安を抱いてついてゆきたい このままどこまでも傷ついても 枯れ果てても 生まれ変われるはずこぼれ落ちる 夢でもいい いつかは綺麗に つめたい夜風が 私の髪をなでるわあの人の影を あなたに感じながら愛されなくても そばにいられたなら切なくても 流されても この時を一緒にはかなく散る花でもいい いつか微笑みを 満たされない心 きりがない嘘気づい…

  • HEAVEN~情熱に嘘をついた~ – 児島未散

    情熱に 嘘を 嘘を ついたこんな気持ちじゃ 帰れないそう ひとり占め させて させて あげる光りきらめく 銀色の世界へ 渋滞に焦れる 高速をふたりゲレンデへと向かう恋人に変わるシグナルを送る秘やかな決心 胸の鍵が 今 壊れたあなたも同じ 鼓動 感じているはず もう 迷わない 熱い 熱い Kissで君だけだよと 抱きしめてそう 指先で 誘って 誘って あげる情熱という束縛を見せたいもうすぐHeave…

  • 白夜 – 児島未散

    はじめての町あなたが生まれ育った町に来たの ひとりの旅はあなたがいない白い夜空に いまは何時ですか窓の時計見ます月あかりさえも短い季節 人恋しい北の果てでは帰らぬあなたを待ちますかもしかしたら この町離れはかない夏です 白夜の季節 子供が走り仔犬が駆けて短い夏に生きて だれもがいつもしあわせ求め人を愛した あなたもしも もしも生きていればもしももういちど強く抱いてください 流れるまま自分(からだ)…

  • ミスティ – 児島未散

    くちびるをちかづけて少しだけおとなびて紅く燃える夢は甘い生活よ キャンドルをまわしたりグラスからこぼしてるはしゃぐ少女(こども)みたいこんな夜は Ah あなたに抱かれAh 夢見るときも心の奥底に別の私が Ah あなたに抱かれAh ときめく胸は少女と悪女の恋はいつもミスティ 耳もとでささやいて溶けるよなおはなしを少し嘘をついていつも遊んでる 星屑を集めたり星空を泳いでる旅をしてる途中何処へ行くの A…

  • 星の涙 – 児島未散

    星灯りを浴びながらあなたを見送ったこの海に続く道は恋の終り 砂に描いたサヨナラとはじめて好きでしたただ大人になるための愛の時間 あなたとめぐり逢う星の未来二人が望むならきっと叶うでしょ 夢から醒め夢の中哀しい夢ならば早く朝が来てほしい星の涙 電話のベル待ちながら手紙をしたためた眠れない夜は永いひとりきりで 誕生日のプレゼント嘘でもよかったのただ夢見る年ごろの銀の指輪 あなたは帰らない空のかなた男は…

  • 季節の終りに – 児島未散

    雨が降ってきたわ夕立でしょうか駅のホームに立ちふりかえる 失くした恋なんかやりなおせばいい発車のベルが鳴るエクスプレス 夏から秋にかけてサヨナラ旅立ちます季節が終るようにあなたを忘れるために 街が遠ざかるわ土曜の夜ですひとりぼっちですか旅人は 哀しみなどだれも知らないふりしてしあわせ恋人がこころがわり 景色が走る街に灯りが泣いていますあなたがいない胸に冷たい風が吹きます 失くした恋なんかやりなおせ…

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