優河
fifteen – 優河
放り投げた言葉が
誰かをかすめて
冷たい床に落ちて消える
灰色の空を飛ぶ
真面目な鳥のように 強く
誰かを求められたら
いいのに
あの白い月は忘れ
今眠る声を踊らせ
この揺れる影は愛を
まだ抱いていられるか?
藍色の夜を踏む
繰り返す夢のように
何かを求められたら
いいのに
あの白い月はいずれ
この眠る声を踊らせ
今揺れる影は愛を
もう手放しはしないの
あの白い月はいずれ
この眠る声を踊らせ
今揺れる影は愛を
もう手放しはしないの
放り投げた言葉が
誰かをかすめて
冷たい床に落ちて消える
灰色の空を飛ぶ
真面目な鳥のように 強く
誰かを求められたら
いいのに
あの白い月は忘れ
今眠る声を踊らせ
この揺れる影は愛を
まだ抱いていられるか?
藍色の夜を踏む
繰り返す夢のように
何かを求められたら
いいのに
あの白い月はいずれ
この眠る声を踊らせ
今揺れる影は愛を
もう手放しはしないの
あの白い月はいずれ
この眠る声を踊らせ
今揺れる影は愛を
もう手放しはしないの
雨に濡れた道を行けば泳ぐ影に映る迷子の言葉たちを集めて夢に溶けた遠い明日をもう一度抱き寄せられたら涙もそのまま風にまかせて心のゆくまま声をなびかせて欠けた月には
溢れ出た あなたの言葉夢で聞くより 美しくガラス越し彼方の月の夜涙は時を戻せない 戻せない破れた地図の端まで来ても記憶の中の瞳を今でも探してる 探してる隠れてた
あの浅い海 浮かぶいつかの影を追いかけたなら どこか遠くまで行けそうまた 月に揺らされては消えてく夜終わりのない静かな波に明日が満ちて 明日が満ちて漂う香り 声
通り過ぎてく季節に手を振り風に揺れる明日を見つめているどこか遠く 旅をして思い出す言葉はあなたの声で響くでしょうめぐりめぐる時のなかですべてが始まるならいまがつ
揺らぐ時の中で照らす 面影かすみこぼれた言葉はどこへ行く?流れた時間は誰を待つ?誰を待つ?夕暮れ あなたの声探す ぬくもりのあと壊れた心は誰を呼ぶ?描いた夢はど
こぼれた砂の音さえ夜明けを呼ぶような声で壊れた波の泡まで 泡まで 泡まで答えをささやいていたささやいていた乾いた言葉 海にまかせて漂っていく誰もが歌う 記憶の端
雨通り過ぎて深い霧も今は昨日のことで微笑みの奥に変わらない唄が響いているからもう一度あなたとふたり終わらない夢を見ていたい朝ほどけいく記憶の糸手繰り寄せたなら願
窓の外からやわらかな夜が微笑みを抱いてあの子を照らすの置き去りにした生まれたての声その手に戻し花束に変える今までずっと待っていたのあの子が踊り空を越えていけるよ
言葉のない夜は水の音を頼りに愛のささやきを聴いて濡れた森の奥で狭い夢を壊し形を変えながら流れる川のようにあなたを探してる絡まり合う声の本当の姿だけ見えない波に揺
風に波打つ緑色あの日出会うはずのあなたの窓へ通り過ぎいく 時を超え踊り明かす 夜へ飛べたなら声もこもるような夏は溶ける氷の音 耳に残して通り過ぎいく 時を超え踊
どこへも行かないでこの愛の海に浮かび夜明けのようなあなたのそばにいたい木漏れ日揺れる影にあなたを思い出して声が聞こえるようなぬくもりに抱かれどこへも行かないでこ
夜明けにはもうあなたは遠くへと顔も知らない間に傷を残したままいくつもの日を過ごしたはずなのにあなたは言の葉で私はただの風瞳の色を追う旅は夢の中でもう一度あなたに
風に吹かれている木々を見つめても踊り方を忘れた足は淋しいだけ夜明け前の静けさはあなただけのもの揺れていても離れても世界はそこにあるどこへも行かないと待ってる 光