優利香

ブバルディア – 優利香

一番綺麗な花を 一番綺麗な時に
そのまんまの形で凍らせてしまえたらいいな

だって今日嬉しかった事
僕らは 明日も同じままで置いておけないから

今じゃ愛しいな あんなに手放したかった痛みも
胸の奥 何かが足りないと思う日々だ
変わりたいよ
だけど 忘れてしまうのが怖いな
この景色も貴方の優しさも ぜんぶ置いておきたい

一番綺麗な花は 一番綺麗なままと
望んでしまう事はさ
そんなに罪な事でしょうか?

きっと求め過ぎてしまうよ
僕らは 愛されたり叶えたりしても満たされない

今じゃ愛しいな あんなに怒り呆れた日々さえ
胸の奥 何かが足りないと僕を責めたてる
変わらないモノなんて 多分この世界にはなくて
変わり続ける事も愛せる事を 幸せと呼ぶのかな?

枯れるように走って 塗り潰していく日々の先に
何があるかなんて分からないけど 今日も進む

神様はきっと 過去を忘れられるように作った
人は強く儚く前を向いて 歩けるように

それでも 今でも大切に握っているものは
幾つもの愛と温もりと 少しの切なさ

一番綺麗な花を一番綺麗な時に
そのまんまの形で凍らせてしまえたらいいな

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