保志総一朗・石田彰

  • 碧の子宮 – 保志総一朗・石田彰

    …魂とは何だ魂とは何処にあるのだそう己に問うていることが不可思議でならない… 樹齢の渦の中へ湧水の波紋の中へ迷い込んでいた精神… その時、私は道具だった… 無情の鐘は止みて天地の呪縛は解けはらり涙の散華 …無から有へ、その瞬間が私にも存在したそれを「誕生」だとお前は教えてくれた私が塵の中、あるいは地中から、まじないにより形作られた器だとしても、お前は私という器に、暖かな涙をそそいでくれたのだ… か…

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