伊東ゆかり
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わかれの詩 – 伊東ゆかり
さよならをするため 飲んでいるなんて誰の目にみえたでしょう ヨコハマ桟橋別れても このまま暮しても淋しさは変わらない せつない二人うしろから呼びとめる 声を待ちながら二人とも背をむけて 歩いてしまった 今もまだ連れだてば 恋人にみえるそんな夜別れたの ヨコハマ桟橋明日から 何もないくせにおたがいの哀しみが あるだけなのにいつどこでどんな時 ミゾができたのかあなたにも私にも 言えないままなの 抱きあ…
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女ひとり – 伊東ゆかり
女暮しの武蔵野は 夕やけ色のきえる頃一人の部屋に火をともしかたをショールにつつみます愛はほしいと思うけれどもあまり多くはのぞまない少々派手な過去ゆえにつかれた女の一人ごと 女暮しの武蔵野は 野づらに秋のわたる頃窓うつ風をききながらついだお酒をみつめますさみしさだけでも人は愛せるとそんなふうにも思えます少々派手な過去ゆえにさめた女の一人ごと 人気の新着歌詞 セレナーデ – 伊東ゆかり 愛…
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それから二人は – 伊東ゆかり
これからどうする 話も途絶えてかべにもたれ 唄をくちずさむ静かなところで 二人になりたい心のすき間 そっとうずめたい男と女とが ゆきつくのはいつでも同じ事 それだけしかない愛が消えるまで誰かが与えて 誰かがうばうの過去の事は 何もきかないで 忘れた昨日や 見えない明日に生きるよりも 今を生きたいの淋しくなったら 名前を呼ぶだけやさしい腕に いつも抱かれたい男と女とが ゆきつくのはいつでも同じ事 そ…
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そして今は幸福 – 伊東ゆかり
そして今は幸福です可愛い女になっています目覚めればいつも 彼の手が優しく抱きとめ 微笑むの 朝は窓辺に花を植え午後は読みかけの本を読み夜ともなれば ひたすらに彼の 彼の愛につつまれる私 そして今は幸福です無邪気な女になっています振りむけばいつも 彼の目が淋しくないかと 気づかうの 今日は友達を部屋に呼び明日は編みかけのレース編み土曜になれば ひたすらに彼の 彼の愛を待ちわびる私 今日は友達を部屋に…
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ゆうべ – 伊東ゆかり
ゆうべ酒場で あいつに会った別れてたしか 四年ぶりに子供みたいな 澄んだ目をして私の顔を 見つめていたわあの頃のように 売れない絵ばかり描(か)いているのさと ほほえんだあいつ忘れかけてた美しい日々私はいつか涙ぐんでた 夢を追いかけ 生きてた頃の私の心は きれいだった絵の具の匂い しみつく部屋であしたを語り そして眠った描(か)きかけの君の 横顔と今も暮しているよと 笑ってたあいつ 幸せだとうなず…
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季節風 – 伊東ゆかり
そういえばあの頃 こんな青い空汐風にまみれて くらしたふたりよとおくまたちかく 波はきらめいてひたむきに抱き合う あなたと私陽はしずみ 陽はのぼり燃えつきた 夏なのにこの爪が おぼえてるあの胸あの厚い胸‥‥死にたくもなるけど 今はそんなことあの恋にであえた さだめをいとしむの そういえばあの日も こんな青い空ひとことがたりずに 別れたふたりよあなたから私 そしてあなたへとかよいあう何かは まだあっ…
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あのひと – 伊東ゆかり
街灯り遠くあの人を思う黙ったままで行かせた人をひきとめていたら続いてるかしら悔んでみたり しのんでみたり愛しあった仲だものあれはあれですんだこと恋は思いがけなくて はじめもおしまいもあの人の暮した一年と二ヶ月 階段の下へ足音が消えてそれきりなぜか別れた二人あの人の気持ちわかる気がするの愛したことも嘘ではないわ 泣いて燃えた夜もある 恨みあった時もある恋が人のさだめなら あの日もさだめなのあの人に出…
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春を待ちます – 伊東ゆかり
夜は言いました 夢がいけないと夢は言います お酒がいけないとしあわせ一つ なみだが二つめぐりあわせの かなしさよわたしは女 春が行く 恋にもえました 恋に泣きましたあとに残るは 思い出だけでしたすてても行けず 抱いても行けずひとり夜更けの 空をみるわたしは女 春に泣く 花は言いました 風がいけないと風は言います 花がいけないと散り行く花と 散らせる風にこころ残して 涙ぐむわたしは女 春を待つ 人気…
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暑中見舞 – 伊東ゆかり
あの人に誰からか とどいていた暑中見舞意地悪ねあの人は ここにもういないわなんどめの夏かしら 別れたのよ気まずいままそれはまたどこにでも ありそうなきっかけでダメよダメなのよ とおくなるほどにバカねバカなのね こんなにも愛してるのヤキモチを灼かせてはたしかめたりホッとしたり危なげにつづいてた あの生活(くらし)恋だもの 悪いことするように ポストに出す暑中見舞お葉書をありがとう あの人の名前で誰に…
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愛はなぜ終わる – 伊東ゆかり
あなたは今この私を 抱きながら胸の奥で別れ言葉 探しているのでしょういいのよ 好きだなんて言わなくていいのよ 無理な誓いをたてなくて躯と躯が 抱きあうときだけが真実だと 思っているから愛はなぜなぜ終わるの?愛はなぜ命よりみじかいの?ああ 息がとまるほど 私を抱きしめて 抱きしめあった肌と肌が はなれると心までも はなれるような気がしてならないのいいのよ 明日のことは 言わなくていいのよ 甘い夢など…