京町みつ子

  • 雨だよね – 京町みつ子

    今度(こんど)こそはと 思(おも)って惚(ほ)れた惚(ほ)れたあんたは 酒(さけ)の中(なか)甘(あま)い台詞(ことば)に その気(き)になった女(おんな)ごころは せつないね肩(かた)に背(せ)に 降(ふ)る雨(あめ)はちょっと淋(さみ)しい 雨(あめ)だよね 儘(まま)にならない 浮世(うきよ)が好(す)きでお酒(さけ)に揺(ゆ)れた 遊(あそ)びぐせ男(おとこ)ごころの 浮気(うわき)の虫(…

  • 舟まかせ – 京町みつ子

    揺(ゆ)れてみましょか 揺(ゆ)られましょうか罪(つみ)な夜風(よかぜ)と 舟(ふね)の上(うえ)好(す)いて好(す)かれた 浮世(うきよ)の縁(えにし)葦(あし)が邪魔(じゃま)する 通(とお)せんぼ惚(ほ)れた殿方(おかた)の 腕(うで)の中(なか)今宵(こよい)泊(とま)りは どの岸(きし)あたり 任(まか)せましょうか 心(こころ)のままに慕(おも)い浮(う)かべる 水鏡(みずかがみ)所詮…

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