二宮ゆき子

私は泣かない – 二宮ゆき子

たとえこのまま 別れても
見せはしません 涙(なみだ)など
ついて行くにも 行けない恋が
あると知っては いるけれど

忘れられたら 忘れたい
胸にやきつく 面影を
見栄(みえ)や世間の 蔭(かげ)口なんか
棄てて貴方(あなた)に すがりたい

好きになったら それだけで
おさえ切れない 恋ごころ
まこと捧げた 思い出だけが
今は私の 道しるべ

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温泉小唄 – 二宮ゆき子

湯の香ほんのり 見かわす顔も晴れてうれしい 新婚旅行熱海 山中 阿蘇 鳴子 チョイト草津 浅虫 東山社長部長も お風呂の中じゃ気がねいらずの 団体旅行川治 湯河

お座敷ワルツ – 二宮ゆき子

飲んでいいでしょ お酌をしてねめんどくさけりゃ ひとりにしてねいくらツトメのお人形だってたまにゃ振りたい首を振りたい わけがある恋の苦労は 利口にゃできぬバカな

女ですもの – 二宮ゆき子

あなたのまえでは なんにも言えずはなれてお名前 呼んでるわたしわかってください この気持ち女ですもの なみだが出ますあなたのためなら わたしでさえもきれいになり

あらいいわ – 二宮ゆき子

あら いいわ デートしましょうあら いいわ すてきなこのタイあら いいの 腕をまわしてあら いいわ 愛しているから風も甘いし 心も甘いここはあなたと 私の世界あ

お願いだから – 二宮ゆき子

お願いだから お願いだからかなしい言葉 言わないでお願いだから お願いだからくちづけそっと してほしい恋しいあなたに 抱かれていたいのそれでいいのよ ただそれだ

ラブリー銀座 – 二宮ゆき子

恋をしているから いつも逢いたいのぎんぎんぎんぶら銀座は 恋の町あなたにもらった 幸福(しあわせ)でこんなに両手が 重たいのたそがれ銀座 ラブリー銀座恋をしてい

恋の365日 – 二宮ゆき子

小雨降る夜は 思い出の夜おもかげばかりが 浮かんで来るのひとつの傘を ふたりでさして歩いたあの夜が忘られないのよ 逢いたいのあなたと踊れば うきうきうきと夢見る

思い出す – 二宮ゆき子

銀座通れば 思い出す粋な誰かを 思い出す灯りちらほら 日暮れ時おしゃれ横町の 馴れ染めのあのカクテルが恋の魔法を かけたのねなんて またまた あなたを思い出す星

あいあい小唄 – 二宮ゆき子

笑った口もとが とってもかわいいといやいや見つめちゃ 胸がなんか変よ今夜のあなたは やさしいが浮気のつもりで いうのならああ いやいや いやンだましちゃずるい見

三味でダンスを – 二宮ゆき子

踊っておねがい お座敷だってあなたと踊れば すてきなクラブひと目みてから 好きなの好きようーんうーん せつないこの気持踊って踊って 三味でダンスを踊っておねがい

どこにいても – 二宮ゆき子

どこにいても あなただけを思って暮らす わたしなの忘れようと 空見ればあなたに似たような ちぎれ雲どこにいても 同じこと思うあなたの ことばかり忘れようと 空見

童謡小唄 – 二宮ゆき子

雨降りお月さん 雲の中私とあなたは 傘の中赤い鳥小鳥は かごの中ちっちゃな幸福(しあわせ) うたってるあの娘はだアれ どこの人すずめの学校の その昔いつでもおと

ステテコシャンシャン – 二宮ゆき子

春がきたかよ 街にも山にもサ桜咲いた咲いた ステテコシャンシャンどんぶりばちァ 浮いた浮いたステテコシャンシャンとかくこの世は 頭にくるけどサあの娘ばかりは ジ

お呼びじゃないのね – 二宮ゆき子

あの手この手で 私を口説きいつかその気に させといてなんでこの頃 お見限り今日のおめあて ネエ 誰なのさアラ お呼びじゃないのネお呼びじゃないなら いいのよどう

ウルトラCでやりましょう – 二宮ゆき子

どうせ男は 誰でも同じ紳士ぶるのは およしなさい乙にすまして 口説くよりぐっとくだけて お互にウルトラCで やりましょういくらお金の 世の中だって無駄に使うの 

あら!いらっしゃい – 二宮ゆき子

あら!いらっしゃい噂してたの 待ってたの昨夜(ゆうべ)なんかは 夢みたのさあさ焦らせた その罰にみせて頂だい 飲みっぷり ア飲みっぷりあら!いらっしゃいぐっと憎

新幹線で逢った人 – 二宮ゆき子

新幹線で 知り合ったただそれだけの あのひとなのに道頓堀の 灯のようになぜか燃えます 私の胸が姿を声を 忘れてもやさしいあの月 哀しくうかぶ琵琶湖の花や 富士の

まつのき小唄 – 二宮ゆき子

松の木ばかりが まつじゃない時計を見ながら ただひとり今か今かと 気をもんであなた待つのも まつのうち好き好き好きよ みんな好きあなたのすること みんな好き好き

男心の唄 – 二宮ゆき子

愛しているさ 君だけを信じておくれ これだけは僕の瞳に 少しでも嘘のくもりが どこにあるぜったい君は 僕のもの離しはしない 握った手いつも一緒に いるときが僕は

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