中澤卓也

君恋し – 中澤卓也

宵闇せまれば 悩みは涯(はて)なし
みだるる心に うつるは誰が影
君恋し 唇あせねど
涙はあふれて 今宵も更け行く

唄声すぎゆき 足音ひびけど
いずこにたずねん こころの面影
君恋し おもいはみだれて
苦しき幾夜を 誰がため忍ばん

君恋し 唇あせねど
涙はあふれて 今宵も更け行く
今宵も更け行く

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黄昏に – 中澤卓也

一つ一つ 点いてゆく街の灯り 眺めてる風の中に 夕食(ゆうげ)の香りおまえを思い出す疲れ切った 街を染めてく 黄昏のようにおまえだけが この人生に 寄り添ってく

青いダイヤモンド – 中澤卓也

涙が流れて とまらない明日がどこかも わからないそれでもいいさ 想い出だけはけして 消えたりはしないから君に逢えたから 今の僕がいるダイヤモンドだね涙に磨かれ 

愛し君へ – 中澤卓也

いっそ 抱きしめて抱きしめて 離さないよこのまま 傍にいて欲しい何も問わずにいっそ 最後まで 最後まで信じられる力を 僕にください例えばそれが 偽りでも朝の光に

初恋 – 中澤卓也

五月雨は緑色 悲しくさせたよ 一人の午後は恋をしてさみしくて とどかぬ想いを暖めていた好きだよと 言えずに 初恋は振り子細工の心放課後の校庭を走る君がいた遠くで

君は心の妻だから – 中澤卓也

愛しながらも 運命(さだめ)に敗けて別れたけれど 心はひとつぼくの小指を くちにくわえて涙ぐんでた君よああ 今でも愛している君は心の妻だからめぐり逢えたら はな

氷雨 – 中澤卓也

飲ませて下さい もう少し今夜は帰らない 帰りたくない誰が待つと言うの あの部屋でそうよ 誰もいないわ 今では唄わないで下さい その歌は別れたあの人を 想い出すか

さくら – 中澤卓也

僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々をさくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよどんなに苦しい時も 君は笑っているから挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ霞

彼岸花の咲く頃 – 中澤卓也

暑い夏が去り 秋の風が立ち君と別れた九月がやってくる恋の予感がしてたのに君は突然遠い町赤い彼岸花 逆さに吊るして線香花火みたいねと無邪気に笑った君にさよならと告

心変わり – 中澤卓也

あなたに逢って はじめて知った走り出した愛が 止まらないこと心変わりって心変わりって哀しい言葉だと 思っていたけれど昨日よりも今夜今夜よりも明日もっと好きになる

君だけを – 中澤卓也

いつでも いつでも 君だけを夢にみている ぼくなんだ星の光を うつしてる黒い瞳に 出会うたび胸がふるえる ぼくなんだいつでも いつでも 君だけが待っていそうな 

いつまでも どこまでも – 中澤卓也

花の咲く頃 君と出会って純(うぶ)な笑顔に ときめいて真夏の太陽が 心に火をつけたみつめていたいよ 君ひとりだけ何もかもすべて 捨ててもふたりで歩きたい いつま

冬の蝶 – 中澤卓也

儚く消えてゆく 風花がさくらの花より 好きだから哀しく消えてゆく この恋は一番美しい 花なの今夜だけ あなたの その胸にとまりたい 冬の蝶寒さなど こわくない抱

ゆびきり – 中澤卓也

抱きしめてと 言えないから最後に小指 からませたの十年後に また逢おうなんてあなたらしい さよならねどうして男は ずるいの?どうして女は 哀しいの?約束と呼べな

東京タワー – 中澤卓也

東京タワーの見える部屋に住むのが夢だったと夜更けの街歩きながら ふいに思い出す飛べない鳥が いることを叶わない夢が あることを傷つきすぎて知ったんだ 東京に来て

茜色の恋 – 中澤卓也

夕日がそめてる 茜の空に浮かぶのは おさげ髪 あのこの笑顔かならず迎えに 行くからと誓ってたふるさとは日毎に 遠ざかるけどいまでもひとすじ 愛しているよ灯りがち

愛する君へ – 中澤卓也

やさしい春の 光をあびてギター弾き うたっているよ明日(あした)は旅立つ 愛するあなたに届け愛の歌 祈ってるきっとまた会える 必ず会える日がきっと来る涙みせない

桜 – 中澤卓也

名もない花には名前を付けましょう この世に一つしかない冬の寒さに打ちひしがれないように 誰かの声でまた起き上がれるように土の中で眠る命のかたまり アスファルト押

ブルースカイブルー – 中澤卓也

あの人の指にからんでいたゴールドの指輪をひきぬきこのぼくとともに歩いてと無茶をいったあの日おそれなどまるで感じないではげしさが愛と信じた立ちどまることも許さずに

おまえとふたり – 中澤卓也

わたしは 不幸ぐせ とれない女とこの胸にか細い手をそえてあゝ 泣きじゃくる人昔のことは忘れろよ今のおまえがいればいいしあわせをしあわせを今日からふたりで苦労した

哀愁列車 – 中澤卓也

惚れて 惚れて惚れていながら 行くおれに旅をせかせる ベルの音つらいホームに 来は来たが未練心に つまずいて落す涙の 哀愁列車燃えて 燃えて燃えて過した 湯の宿

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