中川けい子

名残月 – 中川けい子

芽の出るあての ない種を
蒔いて遙かな 空を見る
時代のせいに していては
何も変わらぬ 始まらぬ
だから明日も 種を蒔く
いつか来る春 瞼に描き

やぶれ小路の 裏長屋
飢えを凌いで 水を飲む
流した汗が 報われる
それが真の まつりごと
こんな道理が 判らぬか
空は晴れても 心は暗い

人皆等しく 生きること
ともに平和に 暮らすこと
それを望んで なぜ悪い
たとえこの身は 果つるとも
志士の心は 死なぬもの
何を惜しむか 有明の月

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