中嶋ユキノ

  • All or Nothing – 中嶋ユキノ

    朝っぱらから YouTube 開いて今流行りの 動画をひとり見てた認めたくなんか これっぽちもないけど心のどこかで いいね!をつけてしまう この人に わたしはなれないけどこの人は わたしになれない負けず嫌いで 泣き虫そんなわたしだけど それでいいのです 夢は All or Nothing 全て意味があるどうしようもない 苦しみさえもAll or Nothing やらなきゃ始まんない自分をいつも 信…

  • はじまりの鐘 – 中嶋ユキノ

    新幹線に 揺られ揺られ たどり着いた改札口の人混み すいすいとすり抜けて仲間を見つけてハイタッチ 会話しながら楽器たち 車に詰め込み 走り出す 窓から見える景色が 眩しくて特別な1日になりそうな予感がする はじまりの鐘 鳴り響けいくつからでも 遅くないはずそうだ 思い切り 今こそ歌を歌うんだ何もかも さらけ出せばいいコードから外れた音でもいいもっと 遠くまで本当の声を 響かせて 思い返せば いつだ…

  • 虹 – 中嶋ユキノ

    夕暮れの一途な想い果てしなく続きこの身体をのぼってお帰り 大丈夫 ここにいるからねあなたの記憶が碇(いかり)となって 私をとどめている アイシテルそんな戯言を言わなくて いいのあなたは きれいな部屋で愛しい人と共に新しく 生きてね 雨上がりの町に浮かんだ美しい虹よでも誰があの虹つかめるだろう? ひとりぼっちの 部屋で毎日あなたと選んだ カーテン色あせてゆく夕陽に染められてもう二度とは 戻らない で…

  • 誰かにそっと – 中嶋ユキノ

    帰り道 ひとり ため息ついたら街頭の灯り ぼんやり滲んでゆく どうして 辛い時ほど 笑ってしまうんだろうどうして 心で思ってもないのに 平気だと口にしてしまうんだろう 誰かに そっと 誰かに そっと誰かに そっと 打ち明けたら本当は きっと 本当は きっと楽になれたりするのだろう今より もっと 好きだった花も 好きだった映画もひとりだと全て モノクロに見えるんだね どうして 時が経つほど 忘れられ…

  • 新しい空の下で – 中嶋ユキノ

    遥か遠い空の下で 今日も誰かが声をあげる未来に怯えながらも 目の前の道を歩いてく 生きるとは なんだろう愛することとは なんだろう祈るように 問いかけ 掴んでは こぼれ落ちる答えのない旅は ずっと続いてく 新しい空を見上げて 今日も私は呼吸してるこころの奥に秘めている ささやかな夢抱えて 希望とは なんだろう守りたいものは なんだろう建ち並ぶビルの下 感じることをやめても胸を打つ鼓動は ずっと続い…

  • いつかキミと海辺の町で – 中嶋ユキノ

    夕暮れのびるふたりの影 商店街抜けていつもの近道で帰ろうあんなに暑かった夏なのに今は枯れ葉を落とす風 少し冷たくなったね ふたりが出会った意味があるとすればこんな瞬間にあるのかな いつかキミと 海辺の町で 暮らしてみたいな汐風 潮騒 裸足で歩く砂浜静かなキミと おしゃべりな私の日常どんな日々だって まるごと愛してる グラスのハイボール 飲み干して「今日はボクが片付けるよ」と お皿を重ねてるキミの背…

  • なんでなの!? – 中嶋ユキノ

    眠たい目を擦りながら 今日も仕事へ出かける早く週末にならないかな 遅刻しないように駅から走って いつも通り あの部長が言うの「これ片づけといて」「あれもやっといて」ってさ! いつだって 転んだって凹んだって 土砂降りだって笑って 笑って 生きているけれど嫌になって 投げだしちゃう日だってあるよそんな時は こころで叫ぶのわたしこんなに 頑張ってんのにどうにもなんないの なんでなの!? ストレス解消の…

  • 好きで好きで – 中嶋ユキノ

    泣きたいわけじゃないの 勝手に涙が溢れてくるだけ周りにバレないように マスクで顔を隠して歩いた 気づいていたの 前から こんな未来がくることをあなたをふっと 思い出すと 胸が張り裂けそうになるから 好きで 好きで 仕方なかった好きで 好きで いて欲しかった「別れよう」って言葉 私から言わせるなんてずるいな前に 前に 進まなきゃなって今は 今は 思えないなって眩しすぎる夕日 見つめたら また泣けてき…

  • 時がたっても – 中嶋ユキノ

    客席ライトが灯り 少しずつ ざわめきが遠ざかるメイク落として コートの襟を立てて 見知らぬ街角 歩いている 今日のステージ思い出して 微笑みながら 時がたっても どんな時でも不安だらけの日でも私が私でいられる場所を 見つけたんだピアノとギター そして あなたの笑顔輝く瞬間 それだけでいいずっと変わらず 恋をしてる バンド仲間と乗り込んだバスが 海沿いを走ってゆく作りかけの新しいメロディに 愛しい人…

  • リスタートライン – 中嶋ユキノ

    秋の日の夕暮れ プラットホームにふたり電車が入って来ると 冷たい風が髪を揺らす「お疲れ様だよ」と 横に立つあなたに声をかけてみるけど 頷く顔は浮かないまま 大丈夫 大丈夫って言葉 今のあなたには響かなくても少しずつ 少しずつ あなたらしさが戻るまで あなたに届けたい歌がある 闘い続けたあなたに一緒に見た夢 叶わなかったけれど 今はもっと愛おしい 涙が溢れてしまうなら 笑顔でなくてもいいんだよ痛みや…

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