丘みどり
-
みずいろの雨 – 丘みどり
ああ みずいろの雨私の肩を抱いてつつんで降り続くのああ くずれてしまえあとかたもなく流されてゆく愛のかたち やさしい人ね あなたって人は見ないふりしていたの 私のあやまちひとときの気まぐれ 通りすぎるまで忘れてよ 忘れてよ 愛したことなど ああ みずいろの雨私の肩を抱いてつつんで降り続くのああ 忘れてしまえあとかたもなく流されてゆく愛のかたち とがめる言葉なら素直に聞けたわほほえんでいただけのなつ…
-
異邦人 – 丘みどり
子供たちが空に向かい両手をひろげ鳥や雲や夢までも つかもうとしているその姿は きのうまでの何も知らない私あなたに この指が届くと信じていた 空と大地が ふれ合う彼方過去からの旅人を 呼んでる道あなたにとって私 ただの通りすがりちょっとふり向いてみただけの 異邦人 市場へ行く人の波に 身体を預け石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう祈りの声 ひづめの音 歌うようなざわめき私を置きざりに 過ぎてゆく白い…
-
夜香蘭 – 丘みどり
花屋の店先 ヒヤシンス顔出す季節が また来ますふたりっきりの エレベーターで突然抱かれて 二度目の春ですいろんな事が あるけれどあなたひとりに ついて来た…風風吹くな 風吹けば女の幸せ 消えるから風風吹くな 風吹くな恋はちいさな シャボン玉 せつない恋唄 ラジオから眠れぬ私を いじめますお酒を呑んで 仔猫と戯(じゃ)れて心のさざ波 静める夜ですいろんな噂 聞くけれどあなた信じて 待ちました…風風吹…
-
DEPARTURES – 丘みどり
ずっと伏せたままの 写真立ての二人笑顔だけは 今も輝いているいつの日から細く 長い道が始まる出発の日はなぜか 風が強くてやさしさも わがままも 温もりも 寂しさも思いやりも 全てを 全部あずけた どこまでも限りなく 降りつもる雪とあなたへの想い 少しでも伝えたくて 届けたくて そばにいてほしくて凍える夜 待ち合わせも出来ないまま 明日を探してるいつだって想い出をつくる時にはあなたと二人がいい Wh…
-
トリドリ夢見鳥 feat. DJ KOO – 丘みどり
あたしの本能 お祭りだあんたの遺伝子 お祭りだガッテン 合点 大騒ぎけっこう 結構 アッパレだこっちにおいでよ 兄さんもこっちにおいでよ 姐さんもわっしょい わっしょい 大騒ぎけっこう 結構 アッパレだ御輿にかつがれた 鼻緒が切れちゃったええじゃないか 酸いも甘いも 笑おう花火だ 舞いあがれ 落ちたら這いあがれ息巻いて サラシを巻いて 上ガレ風見鶏 越える 渡り鳥お待たせしました 閑古鳥千客万来つ…
-
難破船 – 丘みどり
たかが恋なんて 忘れればいい泣きたいだけ 泣いたら目の前に違う愛がみえてくるかもしれないとそんな強がりを言ってみせるのはあなたを忘れるためさびしすぎて こわれそうなの私は愛の難破船折れた翼 広げたままあなたの上に 落ちて行きたい海の底へ 沈んだなら泣きたいだけ 抱いてほしい ほかの誰かを 愛したのなら追いかけては 行けないみじめな恋つづけるより別れの苦しさ えらぶわそんなひとことで ふりむきもせず…
-
大阪LOVER – 丘みどり
“最終に間に合ったよ 0時ちょい前にそっちに着くよ”メール短すぎたかな? わたしもそっけないけど新大阪駅まで むかえに来てくれたあなたを見たらいつもはいてるスウェット 今日も家へ直行か… 万博公園の太陽の塔 ひさびさ見たいなぁ!明日さ、たまにはいいじゃん!!「そやなぁ‥」って行くの? 行かないの? 何度ここへ来てたって大阪弁は上手になれへんし楽しそうにしてたってあなた以外に連れはおれへ…
-
走馬燈 – 丘みどり
雷門から 仲見世抜けて三年昔に 戻りますあの日は 宵の人波の中ほおずき市へ来ましたねふたりには たった一度の夏でした走馬燈…風もないのに くるくる廻る走馬燈…過ぎた季節を 浮かべて廻る哀しむために 恋したなんて「運命だよ」って 済むことですか 人力車が行く 国際通り一緒に乗るはず だったのに綿あめを手に はしゃぐ子達が消えたあとには 風鈴の音わたしには たったひとつの恋でした走馬燈…風もないのに …
-
涙唄 – 丘みどり
仕事帰りの 地下鉄出たらふいに夕立 どしゃぶりの雨まるで倖せ これ見よがしに傘を開いた ふたりづれ寒いよ 寒いよ 冬はまだなのに…色づき始めた 舗道で濡れながらあたしの人生 何なのか街の灯(ひ) 見上げ 泣く女 髪のしずくを 拭(ふ)きとりながらひとり窓辺で 呑む缶ビール彼に電話を する気もおきず時の速さを 思うだけ寒いよ 寒いよ 外は木枯らしか…色あせ始めた 卒業写真見てあたしの人生 何なのか想…
-
阿武隈・恋慕情 – 丘みどり
翳(かげ)りゆく空の色は遠去(とおざ)かるあなたとの恋寄せては返す想いはいつも私を臆病にしますカタカタと鳴く風に震えて煽(あお)られてツバメはまた次の春を探し彷徨(さまよ)うさよなら 私はもう行くわ二度と出会うことはないわ雪割橋(ゆきわりばし)には想い降り積もる阿武隈(あぶくま)・恋慕情 馬鹿な女と笑って先に惚(ほ)れたこっちの負けあなたの大事な幸せ全部壊してしまいたいのにこの身焦がして燃え尽きて…