丘みどり

  • 人生花道 – 丘みどり

    風の寒さに 耐えてこそ花は色づく 実を残す夢を追いかけ 幾春秋(いくはるあき)を越えて来ました ひとすじに…今日という日は 二度来ない人生花道 命燃やして 生きるのよ 生まれ育ちは 違っても縁は不思議な ものですねどんな時でも 前だけ見ろとそっと背を押す 人がいた…仰ぐ夜空の 星の数人生花道 命燃やして 華と咲く 勝って涙を 流すまで何があっても 泣かないわいつか時代が 私を選ぶここはまだまだ 路…

  • 夢乱舞 – 丘みどり

    離しませんよ 殺されたってやっと握れた この指は卍巴(まんじともえ)に 雪舞う夜道二の字刻んだ 下駄のあと…あゝ罪人と 呼ぶなら呼んで夢のまた夢 そのまた夢の恋に 恋に 恋に命がけ きれいな帯で 身をしばられた女湯の町 茶屋育ち髪をとかれて あなたの胸で泣いていいでしょ おもいきり…あゝ死ぬ時は 一緒に死んで夢のまた夢 そのまた夢の恋に 恋に 恋に命がけ また雪が舞う また鳥が舞う夜のしじまに 乱…

  • 千年の花 – 丘みどり

    白萩(しらはぎ)こぼれる 池の月影(つき)寝屋の窓辺で 見るふたり闇夜の恋です この恋は燃えても 燃えても 燃え上がるそれでも結べぬ 赤い糸いっそ桃源郷(とおく)へ 連れてって…もう惜しむもの もう何もない咲いて千年 花になる 裏木戸たたいて 虎落笛(もがりぶえ)罪な逢瀬に 水をさす寝乱れ 黒髪 伽羅(きゃら)の香泣いても 泣いても 泣きやまぬ女の命に 宿る夜叉(やしゃ)早く桃源郷(とおく)へ 連…

  • 桜色舞うころ – 丘みどり

    桜色舞うころ私はひとり押さえきれぬ胸に立ち尽くしてた 若葉色 萌ゆれば想いあふれてすべてを見失いあなたへ流れた めぐる木々たちだけがふたりを見ていたのひとところにはとどまれないとそっとおしえながら 枯葉色 染めてくあなたのとなり移ろいゆく日々が愛へと変わるの どうか木々たちだけはこの想いを守ってもう一度だけふたりの上でそっと葉を揺らして やがて季節(とき)はふたりをどこへ運んでゆくのただひとつだけ…

  • 浪漫飛行 – 丘みどり

    「逢いたい」と思うことが 何よりも大切だよ苦しさの裏側にあることに眼を向けて夢をみてよどんな時でも全てはそこから始まるはずさ君と出逢ってから いくつもの夜を語り明かしたはちきれるほど My Dreamトランク一つだけで浪漫飛行へ In The Sky飛びまわれこの My Heart そこから「逃げだす」ことは誰にでも出きることさあきらめという名の傘じゃ雨はしのげない何もかもが知らないうちに形を変え…

  • かもめの街 – 丘みどり

    やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃白茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさそんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分からないさ波止場に出れば カモメがブイに2、3羽一服しながら ぼんやり潮風に吹かれてみるのがあたしは好きなのさカモメよ カモメよ淋しかないか帰る故郷があるじゃなしおまえも一生 波の上あたしも一生 波の上あ~あ~ ドンブラコ いろんな人が居たし いろんな人が居なくなった泣いてくれるのは…

  • フライディ・チャイナタウン – 丘みどり

    It’s So Fly-Day Fly-Day CHINA TOWN真夜中の人ごみにIt’s So Fly-Day Fly-Day CHINA TOWNはじけるネオンサイン 肩にぶつかる外人 ウインクを投げる知らん顔のあなた とまどいのひとコマ踊りつかれていても 朝まで遊ぶわ港の見える場所で 何か飲みたいのよ It’s So Fly-Day Fly-Day CH…

  • 鴎宿 – 丘みどり

    あなたの似顔絵 口紅で描(か)く夢二の詩集の裏表紙出船待つ宿 日暮れは早い春というのに 雪降りやまずみれんがみれんが つのります東京捨てて 海峡こえてそれで終りに できるでしょうか窓のむこうは波また波…ここは鴎宿 今朝まで住んでた 賑わう町が遥か昔に思えますふたり飼ってた 小鳥の世話を忘れないでと 最後のメール涙で涙で かすみます東京行きの 最終列車入江づたいに 今消えてゆく窓のむこうは波また波……

  • みずいろの雨 – 丘みどり

    ああ みずいろの雨私の肩を抱いてつつんで降り続くのああ くずれてしまえあとかたもなく流されてゆく愛のかたち やさしい人ね あなたって人は見ないふりしていたの 私のあやまちひとときの気まぐれ 通りすぎるまで忘れてよ 忘れてよ 愛したことなど ああ みずいろの雨私の肩を抱いてつつんで降り続くのああ 忘れてしまえあとかたもなく流されてゆく愛のかたち とがめる言葉なら素直に聞けたわほほえんでいただけのなつ…

  • 異邦人 – 丘みどり

    子供たちが空に向かい両手をひろげ鳥や雲や夢までも つかもうとしているその姿は きのうまでの何も知らない私あなたに この指が届くと信じていた 空と大地が ふれ合う彼方過去からの旅人を 呼んでる道あなたにとって私 ただの通りすがりちょっとふり向いてみただけの 異邦人 市場へ行く人の波に 身体を預け石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう祈りの声 ひづめの音 歌うようなざわめき私を置きざりに 過ぎてゆく白い…

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