暑い夏の日差しの中で
いつもの奴らといつもの草野球
立ち並ぶモクマオウの木陰には
優しい風が吹いていた
真っ黒になるまで走りまわり
日が暮れるのもすっかり忘れて
毎度母ちゃんには叱られたけど
美味かったあのカレーライス
あの草むらにはいつの間にか家が立ち並び
時の流れはそんなもんさと自分に言い聞かせて
忘れないであの俺たちの草野球を
燦々と輝いていたあの俺たちの草野球
いつも泣いてばかりいた彼奴(あいつ)は
もう立派な4人の子持ちの親父で
俺の妹の事が好きだった彼奴(あいつ)は
何年も故郷(ここ)には帰らない
今はもうモクマオウの木は切られて風も吹かない
形あるものは消えていくさと自分に言い聞かせて
忘れないであの俺たちの草野球を
燦々と輝いていたあの俺たちの草野球
忘れないであの俺たちの草野球を
燦々と輝いていたあの俺たちの草野球
あの俺たちの草野球
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