三門忠司

  • 気張らなあかん – 三門忠司

    気張らなあかん なめたらあかん夫婦なりゃこそ あんたに賭ける噂に負けずに 惚れました器量の深さに 二度惚れました離さない 離れないこの絆 ふたりづれ 通天閣は 浪花の灯り浴びて育った 嬉しいふたり季節はときどき いたずらな嵐を吹かせて 迷わすけれど夢がある 明日があるこの絆 ふたりづれ 気張らなあかん 負けたらあかん夢をつらぬく あんたの背中合縁奇縁で 惚れました死ぬまで一緒と 相惚れでした離さな…

  • 夫婦しぐれ – 三門忠司

    夫婦しぐれか あの夜の雨が縁(えにし)の おまえとふたり爪に火灯す 暮らしでも添えばぬくもり 温かい浮世七坂 手をとりあって越えて迎えた いまは春 にごり川にも 愛があり鷺(さぎ)もつがいで しあわせしてる同じ歩巾で 歩けたらそれでいいのと 云うおまえ背(せな)にすがって 泣く日もあった思い出すたび 愛おしい 時の流れと 人の世に添って歩ける 夫婦になれた莫迦(ばか)を承知の まわり道いつもおまえ…

  • おとこ契り酒 – 三門忠司

    俺(おれ)にゃ関(かか)わり ないこととそっぽを向くな棄てちゃいけない 義理がある無駄にできない 恩もある俺もおまえも明日をまさぐる はぐれ者 夢が見たけりゃ 意地を張れ逃げるな引くな風の吹きよで 雨も降るままにならない ことばかりそれが浮世さやれば人生 ツキもある 天下動かす 奴だって悩みもあるさ莫迦(ばか)も利巧(りこう)も 苦労して迷いながらも 生きているおとこ同志で明日を語ろか ちぎり酒 …

  • 峠の夕陽 – 三門忠司

    峠の夕陽をみるたびに思い出すんだ お袋を今年五十路のやもめの暮し助(す)けてやりたい気持ちはあるが無職(ぶしょく)渡世のこの身では儘(まま)にならない禄(ろく)でなし おっかさん、ご免よ。何の因果か赤の他人を親にもち、今じゃ立派な命稼業の渡世人。道中一つ峠を越えるたび、いつもお天道様に叱られて、この身が真赤に染まるんだ。 峠の夕陽に身を染めりゃ胸が痛むよ チクチクと二八十六 花なら蕾(つぼみ)娘盛…

  • 望郷ヤンレー節 – 三門忠司

    ヤンレー遠い他国で空見上げれば夜空を越えて 聴こえてくるよ生まれ在所の太鼓の響き音頭は八尾のやんれ節踊るお千代は元気かな ヤンレー男一匹ひと旗挙げて故郷に錦 飾ってみたいそれを地元の金剛山に誓ったからにゃ この儘じゃ帰りたくても 帰れない ヤンレー河内木綿の花咲く頃に気になる噂 流れて来たよ村の娘が紅い灯点る新地の女(ひと)になったとかまさかあの娘(こ)じゃ あるまいな 人気の新着歌詞 浪花のギタ…

  • 大阪の女 – 三門忠司

    キタの外れのちっちゃなバーでどうせ飲むなら楽しく 飲めとバーボン注ぎ分け 諭(さと)してくれた姉(あね)さん気取りが 身に沁みて思わず涙がこぼれたよあゝ あの女(ひと) 大阪の女(ひと) 堀江 浜筋 西陽のあたる狭い塒(ねぐら)に花持ち込んで祝ってくれたよ 二十歳の春をあの時心底 惚れたんだあれから何年経ったのかあゝ あの女 大阪の女 故郷(くに)じゃそろそろ辛夷(こぶし)が開く馬鹿な倅(せがれ)…

  • あーちゃんの唄 – 三門忠司

    女手一つで このオレを育ててくれたよ あーちゃんはガチャマン時代 泉州の紡績工場の女工さん日本一の働きもんだった 十軒長屋のすまんだで親子で暮らした あーちゃんの女の証(あか)し 嗜(たしな)みは明けても暮れてもマダムジュジュ紅差すことも眉引くこともない どうしてボクには父ちゃんがいないと訊(き)かれて あーちゃんはお国の為に死なはって今では夜空のあの星と一番星を指さし泣いていた 人気の新着歌詞 …

  • なみだ裏町おとこ町 – 三門忠司

    ふるい演歌を 背中で聴けば心むかしに 舞いもどるどんな暮らしを してるやら好きで別れた あの女泣かせるぜ 泣かせるぜなみだ裏町 おとこ町 すぎた昭和が 赤ちょうちんのゆれる灯りに また浮かぶ壁のしみさえ ぼんやりと酔えばお前の 顔になるせつないぜ せつないぜなみだ裏町 おとこ町 今度生まれて 来る日はきっとお前離さず 生きてゆくすさむ心の すき間風酒でふさいで ただひとり泣かせるぜ 泣かせるぜなみ…

  • 男の足跡 – 三門忠司

    男は生涯 一つの道に拘りつづけて 光るものそれでもあの時 ああしていればこうしていたらと 悔やむもの少しは自分を 褒めてやれ夜風が肩抱く 男の足跡 来る春短く ゆく秋長くひとりが身にしむ 昨日今日思えば世間と 繋がる先は一杯二杯の この酒場思い出しみじみ 浸る夜ここにも詩あり 男の足跡 男は依怙地の 表の顔と情けにひと泣き 裏の顔どちらもいとしい 男の顔さいく汗 轍の 道になる少しは自分を 褒めて…

  • 人生坂 – 三門忠司

    間違いばかりを 探していたら人は本音を 見失う浮き世うたかた 人生坂は裏と表と みぎひだり花は自分で 咲かすもの 弱音を吐いたら 気楽になるぜそれがやる気の ばねになる胸突き八丁 人生坂は今日もやる気を 試してる負けて勝つ手も あるんだよ 泪はその場で 始末をしろよしまい込んだら 溺れるぜ泣くも笑うも 人生坂は誰の坂でも ないんだよそうさ自分の 坂なのさ 人気の新着歌詞 浪花のギター –…

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