三田明

  • 赤毛のおんな ~60th Version~ – 三田明

    あなたが 初めてじゃないのが辛い何も聞かないでお願い昔のことは肩のふるえが 抱き寄せる僕の心を また乱すこんなに泣けるのは 煙草のせいよぽつりと つぶやいた赤毛の 赤毛のおんな 嫌いになったなら 静かに消えていいのよ慣れてるの男に棄てられるのは無理に強がる その口に隠しきれない 淋しさよこんなに遅いから 別れましょう似合わぬ 意地をはる赤毛の 赤毛のおんな 頬の小さな 泣きボクロいつも涙が かわか…

  • 幸せのおすそ分け – 三田明

    幸せのおすそ分けをいくつ もらってきたんだろう… 悲しみに 沈むとき一緒に泣いてくれたひと採れたての 野菜をいつも送ってくれたひと 遠い町 離れてもときどき電話くれたひと旅先で 思い出してはハガキをくれたひと 知らないうちに 笑顔になって風が吹いたら 涙も消えて 幸せのおすそ分けをいくつ もらってきたんだろう…さりげない 贈りものこころで輝く 宝もの 夕立ちに 肩寄せてひとつの傘をさしたひと誕生日…

  • 三丁目の路地を抜けて – 三田明

    三丁目の路地を抜けて並木通りに 出てみればビルのすき間で 太陽が笑ってる ショーウィンドーに映る俺今日はいつもと 違う奴何かいいことあったのかい?…かもな! しあわせって 気分次第景色だって 変えられる悲しさも 気分次第顔を上げたら 夢がある 空色ジャケット スニーカーも少し ぶらぶら 歩こうか… 六丁目の角曲がれば懐かしいカフェ 木の看板ドアを開けると 珈琲のいい香り カウンター越しに眺めてる昔…

  • あるがままに行こうじゃないか – 三田明

    遠い時代に帰るなら鄙びた安い店がいいお前と一緒に飲むだけで昔話もとびきり旨い 身の丈以上を求めたらつま先立ちして足がつる ありたい ある ある あるがままないなら ない ない ないなりに金はなくても 友がいるあるがままに行こうじゃないかあるがままに行こうじゃないか 若気の至りもあっただろうあの頃思い上がってさ後悔先には立たずだろう今さら言っても手遅れなのさ 抜けるような空見上げ抜けるように黄昏れろ…

  • 母の手 – 三田明

    幼い僕の 手を引いて連れてってくれた 縁日焼きそば ねだって 食べたあとソースを拭う手、化粧の匂い 風邪をこじらせ 寝込んだ日リンゴをすっては 絞ったり夜中も 眠らず そばにいて額に触れる手、一番の薬 母さんの手 もいちど つなげるものならば母さんの手 つかんで はなさないだろう言えなかったよ 言えなかった…ありがとう 一人でうちを 出てく朝内緒でくれた 小遣い遠くの 角で 振り向けば静かに払う手…

  • 美しい時代をもう一度 – 三田明

    僕の目の前に 輝いているのは花束とラブソング そして君それぞれに 愛を探してそれぞれの 春を刻んだ時は流れて めぐり逢えたからそうさ 美しい時代を もう一度 君の横顔を 夕焼けが縁取る若い日の笑顔より きれいだよそれぞれに 歳を重ねてそれぞれの 涙流しただからこんなに 今が愛おしいそうさ 美しい時代を もう一度 きっと人生は 終わりなき青春ふたたびの初恋を ありがとうそれぞれに 夢を抱きしめそれぞ…

  • 美しい十代 – 三田明

    白い野ばらを 捧げる僕に君の瞳があかるく笑ういつもこころに二人の胸に夢を飾ろうきれいな夢を美しい十代、あゝ十代抱いて生きよう幸福の花 昨日習ったノートを君に貸してあげようやさしい君につらい日もある泣きたいこともあるさそれでも励ましあって美しい十代、あゝ十代抱いて咲かそう幸福の花 遅くなるからさよならしよう話しあったらつきない二人「明日またね」と手を振りあえば丘の木立に夕陽が紅い美しい十代、あゝ十代…

  • アイビー東京 – 三田明

    (アイビー東京 アイビー東京 東京 若い街) あなたも僕も ホラ君もみんな楽しく 恋してる好みのスタイル プロポーズ花を咲かせて 愛し合うああ 東京 TOKYO 恋の花咲く TOKYOアイビー東京 (東京 若い街) ピンクのルージュ ハイカット君のアイビー 素敵だネ瞳のきれいな お嬢さん誰を待つのか 気にかかるああ 東京 TOKYO 恋の花咲く TOKYOアイビー東京 (アイビー東京 アイビー東京…

  • 若い港 – 三田明

    呼んでるぜ 呼んでるぜ七つの海が早く来いよと 呼んでるぜ白いペンキの 練習船は錨あげたら スタンバイヨーソロ ヨーソロ ヨーソロ明日の潮路は ラッパルまかせ 聞こえるぜ 聞こえるぜあの娘の声が待っているとさ 帰る日を岬まわれば 太平洋だうねりゃでかいぜ 大きいぜヨーソロ ヨーソロ ヨーソロ胸に散る散る しぶきの虹が 呼んでるぜ 呼んでるぜ世界の海が早く育てと 呼んでるぜ夢が飛ぶ飛ぶ 水平線のはるか…

  • 美しい恋人たち – 三田明

    だまっていたって 好きは好き青い柳の お堀端水に浮かんだ白鳥も翼をならべて泳いでるほらごらん あの木蔭 あのふたりみんなみんな美しい 恋人たち 眠っていたって 忘れないどこかきれいな 湖で君とボートを浮かべてた今夜もみたいよ同じ夢ほらごらん あの並木 あのふたりみんなみんな美しい 恋人たち 明日も逢おうよ 明後日も白いすずらん 赤いバラもっときれいな恋の花咲かそう こころの花園にほらごらん あのベ…

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