ヤユヨ

ここいちばんの恋 – ヤユヨ

とりあえず今日は君は泡のようで
抱きしめたくても抱きしめられない
いい加減にして!
必要な言葉が足りないのは
お互いさま!
ってキツいこと言ったな

君の前ではチャーミングな子でいたいのに
間違えてしまったみたい
君とならばそんなに高く感じないから
こんな小さいカフェラテに
400円払っちゃうな

バイバイって言った後の
電話が切れちゃう音が昨日は特に嫌いだった
「好き」って以外の言葉や仕草や歌でも
「好き」ってちゃんと伝わると思っていた
クヨクヨ床をなぞりながら言い訳を考えても
ちょっと残念な私を知ってしまうだけ
「好き」って以外の言葉や仕草や歌なんかで
「好き」って私でもわかんないな

とりあえず今日は何して過ごせばいい?
映画館には行かない。
古着屋にも行きたくない。
君の事は何もかも誰よりも
知りたいと思っているのに
聞けやしない私ってなんなんだろう

「バイマイサイ!」
いつのまにかこんな可愛い言葉を
操る女が現れたらどうしよう
ウィリアムとアンナのような
素直に愛し合う2人にはなれなくてもいいから

オールスター履いて抜け出そう
絶体絶命の朝が来る前に
はやる心のままに

バイバイって言った後の
電話が切れちゃう音が
今日でもっともっと嫌いになった
月が綺麗だねじゃなくって
その服似合ってるねじゃなくって
あぁ、あとちょっとなのに
フラフラ街をなぞりながら横顔を覗いたら
ちょっと泣きそうな私の恋が動いた
「好き」って以外の言葉や仕草や歌では
「好き」って伝わんない君には
仕方がないから全部あげることにしたんだ

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