モリナオヤ
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空の魚 – モリナオヤ
キミの名前…キミの住む家…キミの見る夢も知らないのにボクの言葉…ボクの好きなもの…ボクの見る景色を伝えたいキミの涙…キミの悲しみも…キミの持つ勇気も知らないのにボクのチカラ…ボクの考えを…ボクの見る景色を伝えたいわがまま勝手書いた手紙を空を泳ぐ魚のエサにした流れ星を見つけに行こうよ どんな顔でキミは笑ってくれるかな…それからでいいゆっくりでいいよ キミを名前で呼ばせてよ キミの歴史…キミの歩く道……
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月の空 – モリナオヤ
浅い夢の後で独り月を眺めるこんな寒い夜はあの頃を思い出すよ揺れる光の波に心を浮かべてみるゆるやかに流されてどこか遠くへ行ってしまいそう あふれる涙の理由をこぼれる月のしずくを両手にすくいたいけれどあの空には届かない やがて生まれてくる新しい時間さえ産声を聞かぬまま想い出に変わってゆくあの頃の約束もあの頃の決心も眠ったままだから今は夜明けを待ち続けよう あふれる涙の理由をこぼれる月のしずくを両手にす…
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ほんの1g – モリナオヤ
この広い世界はたくさん人がいてそれぞれがそれぞれの宝物をもっている宝石もお金もたいした価値はないボクにとって大切なものが何かわかっている ちょっとした言葉でいい ちょっとした笑顔でいいキミはボクに力をくれる…ほんの1gでちょっとした言葉でいい ちょっとした笑顔でいいボクはまた歩き出せるから…ほんの1gでも この広い世界はたくさん人がいてそれぞれがそれぞれの夢をもっているくじけそうなときは誰でもある…
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花火 – モリナオヤ
イスがかたむき 倒れそうになってうたたねから覚めて窓の外は今も雨手紙を書いた途中から進まない結局ボクは何を伝えたいのだろう? 電話のベルが少し鳴って切れためくり忘れたカレンダーみたいな頭の中 夏の空に咲いた花の様に想えましたまばたきをする間に散ってしまいました何気なく思い出してまた泣けてきました物語の続きがかすんでわかりません そろそろ半ソデじゃカゼをひきそうな夜にセッタをはいて売れ残った花火を買…
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Kitchen – モリナオヤ
コーヒーが熱すぎるから冷めるまで待ってハンバーガーが焼けるまでぼんやりと待ってベビーカーの赤ん坊起きるまで待ってあなたの声だけをひたすら待って不思議なくらい不透明だった世界が今目の前で全てをさらけ出しているあなたが今ここにいれば世界はまだ創られてゆくあなたが今いなくなれば世界はまた終わってしまう ミルクもマスタードももうここにはないシチューが煮えるのを待つことはしない不思議なくらい不自然なのがわか…
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雨上がりの気持ち – モリナオヤ
間違いだらけの 答案用紙を 正しい答えで全部うめてはみたけどケシゴムで消えた 昨日は今でも 心の底にずっと残ったまんまで…扉のむこうはどしゃぶり続きで カサもカッパもあまり役には立たない毎日が違う落ち着かない空 雨になった涙はふったりやんだり だけど雲の間からこぼれた 太陽が教えてくれた 雨上がりの気持ち 大きな虹がかかったらどこまでも広がる 空を歩けるよ明日の天気など 気にしてたら キリがないこ…
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エンドレスツアー – モリナオヤ
届かずにゆらいでるシンキロウの夢寂しさにぶつかって消えそうになる乾ききったそんな日々のりこえた今オアシスがどこなのかやっとわかった 頼ってたコンパスがくるってしまい正確な位置がわかんなくなってもキミとならどうにだってやれる気がするキミとならどこまでも進んで行けるよ もう宝物を探す為の地図なんか捨ててしまおう 空も海も風も胸の奥と同じできっと世界はつながってるんだと思っただからどんな荒い波にのまれた…
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バイバイまたね – モリナオヤ
何よりも大好きな時間だと思ってるどうしたって戻せない時間だとわかってる空の色…風の音…形を変える雲話し声…笑った顔…名前を呼んでみる 手をふりながら言い聞かせるよ「泣いちゃいけない 笑っているよどんな時も!」今はバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイまたね… どれくらい大切な人かってわかってる遠い空離れてもいつまでも想ってる今だけはほんの少し寂しくなるけどまたいつか会えるから…絶対会えるから…
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ラクガキに心をこめて – モリナオヤ
遠い昔の事のように思うほど昨日と今日のボクはまるで違う人ちょっとしたきっかけで世の中は変わるボクの場合のきっかけはキミとの出会いです眠れない夜の事も ぶつかってしまう事も今になってふり返れば 大切だと思える ボクが書いたラクガキにキミが色をつけてくれたひとりじゃ知らなかった青や赤やオレンジたとえ雨にうたれてもたとえ風にふかれてもずっと色あせないように両手いっぱいでボクが守るから ボクが守るから 下…
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キミが笑顔でいるように – モリナオヤ
泣きたいときは泣けばいい!涙の分強くなれるボクは心からうたうよ!キミが元気になるように!!シャララ… 何があったのか深くは聞かないけど沈んだまんまで昇る気配がない東の浜辺で釣り糸放り投げてキミのいつもの笑顔を待ってみるよビニール袋や空き缶ばっかだからなんかこっちまで気分が落っこちそう手当たり次第に投げかけてしまうのは素直な気持ちをただ届けたいだけAh~わかってほしいことがあるボクはボクなりの気持ち…