雨の巴里
枯葉色を纏う街
私には帰る場所はもうない
この街だけしかないわ
あなたのほかには
時が経ち
許すことはできても
忘れ去ることはたぶんできない
酷い裏切りも
そうよ 優しい嘘も
甘えられていたようで 甘えつづけてた
もう一度だけでいい
その頬に触れて キスをしたいの
微笑んでサヨナラを言えたなら
宇宙の塵になるわ
彗星が流れたら
Dust in Paris
冬の巴里
橙色 纏う夜
ダークブラウンのソファー
肩を抱いてくれてた
そのうち泣き疲れて眠りにつくまで
詩人の血さえ
色紙のjazzで踊った街
もう一度だけでいい
その腕の中で眠りたいの
微笑んでおやすみを言えたなら
宇宙の塵になるわ
彗星が流れたら
Dust in Paris
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