フラワーカンパニーズ
-
少年卓球 – フラワーカンパニーズ
モスグリーンの卓球台の上スリースターの白球を持って心と心のラリー 今日も始めようピンポン 真赤なラバーを貼ってラケットはペンかシェークハンドナイロンのネットの上に アーチを描くよピンポン 言葉よりも 信じられた 青春のピンポン 勝ち負けはどうだっていいんだそんなちっぽけじゃないんだ心のコミュニケーション ずっと続けようピンポン 今でもまだ 信じている 老いたってピンポン 打ち返してもっと 打ち返し…
-
アメジスト – フラワーカンパニーズ
追いかけっこはもう やめにしないか右車線は お先にどうぞローギアで這うように 通り雨待つように酢こんぶを少々 舐めながら 指切りしたこと 忘れてたよ北風に乗って 遠くまで変わったところも 変わらないところも今があるから 許せるんだ 言えなかった言葉なら 言えないまんまで 炊き立てのご飯の湯気の下で僕らはまた 笑いながら汚しあう愛の意味も知らないまま 君が暮らした 街へ行こうよ聞かせてよ 覚えてるこ…
-
疑問符の歌 – フラワーカンパニーズ
どうして空は大きいの? 小さかったら見上げられないどうして空は青いの? 赤かったら目がチカチカするどうして海はしょっぱいの? 甘いと犬が飲み干しちゃうどうして星はきれいなの? 君の心がきれいだから どうして地球はまあるいの? 四角だったら落っこちちゃうどうして夜は暗いの? おばけの居場所もなくっちゃねどうして子供はすぐ泣くの? 大人も隠れて泣いてんだ夕焼けはどこに行くんだろう? 明日を迎えにいくん…
-
I & You & He & She – フラワーカンパニーズ
涙の味は海の味血液は鉄の味 チェルシーは誰の味?口づけならば愛の昧犬の鼻も同じ 猫の額もきっと 人と人との境目が2mmの肌の厚さなら I my I my I my meYou your You your You your youHe his He his He his heShe her She her Sweet Sweet Sweet heart 信じるものが違うとか暮らしが違うとか 顔つきが…
-
ミント – フラワーカンパニーズ
気が利かないところばかりだけど悪い奴じゃない いい奴でもないかわかっているんだ 今日もよくなかった一言多くて 二言足りない 頭を冷やして帰るから君の好きなアイスなんだっけなどうか少しだけ笑ってつまりその何だ そばにいて 三枚目の奴だと思われてるけど本当は二枚目 きっと誰でもそうわかってるつもり 自分の役どころでもたまに忘れる ついつい忘れちゃう 赤いタコの公園のトイレに新しいツバメの巣ができたよこ…
-
ラー・ブルース – フラワーカンパニーズ
がんばりました 先週いっぱいは おやすみなさい 今日の肉体 神経とソウルおつかれさま 今日の後悔 人生とRoll 想い出すのは 遠い夏の日 がんばりますか 今週いっぱいも 丸いちゃぶ台 おちょこの中 君の面影今でもまだ どこかでまだ 暮らしてるような 夢の狭間に ブラウスひらり がんばりますか 今週いっぱいも 逃げきれないのは 泥棒だけ頭を隠して 尻隠さずくみ取れないのは 気持ちだけ憎みきれないの…
-
愛の間の間 – フラワーカンパニーズ
考えなくちゃわからない考えすぎてわからないわからないのがわからないわからないのかわからない 右も左も変わらない?正義も悪も変わらない?嘘も本当も変わらない?夢も現も変わらない? 世界と私の間には 何が流れてるの?悲劇と喜劇を繋ぐものを 愛というのならば ラララ 君のことがわからない他人のことがわからない自分のこともわからないわかるようでわからない 心と体の間には 何が流れてるの?一人と二人を繋ぐも…
-
モノローグでもの申す – フラワーカンパニーズ
黄昏時久しぶりに 土手の上に寝転んで野球少年 ジョギングランナー 若いアベック 川の匂い ホロロロン 空はどうしてホロロロン 赤くなるんだろうホロロロン 霜焼けなのかな 不真面目に生きたくはないけれど真面目すぎるのもどうなの?不純な気持ちだけじゃ困るけど純粋過ぎるのはどうだよ? どうだよ? 座り込んだ老いたチワワ おばあさんが抱きあげる羽田へと帰るジェット いつかきっと出会えるね ホロロロン 明日…
-
ラッコ!ラッコ!ラッコ! – フラワーカンパニーズ
ラッコ ラッコ ラッコ ラッコプカプカプーカ プーカプーカプカプカプーカ プーカプーカプカプカプーカ プーカプーカプカプカプーカ プーカプー 食べたいものだけ ひたすら食べて寝る今を明日を生き抜くため 正しい哺乳類 ラッコ ラッコ ラッコ ラッコスヤスヤスーヤ スーヤスーヤスヤスヤスーヤ スーヤスーヤスヤスヤスーヤ スーヤスーヤスヤスヤスーヤ スー 傷つけられても 傷つけ返さない今を明日を生き抜い…
-
星のブルペン – フラワーカンパニーズ
古い本に挟まれた 押し花のスミレの色アクリル絵の具じゃでない 絶妙なくすみ方どれだけの瞬間を くぐり抜けてきたんだろうサイレンをとりまく炎 消火栓の水しぶき ジョン・べルーシが歌うのは 砂場の中に光る太陽かさついた唇の赤 踊れない少年の朝騒がしい季節を過ぎ ナイロンジャケットの袖を通す吐く息のあたたかさで 君を溶かしてしまいたい ここはきっと 銀河の果て 広い宇宙の 裸の声 日々を織りなすリズム …