ハンバート ハンバート

  • ある日の来客 – ハンバート ハンバート

    なんだかやな予感 何かが起こりつつある朝から掃除して せっせと料理を作っている 12時を過ぎたころ 玄関のチャイムが鳴り久しぶりのあの声が お邪魔しますと他人行儀 招き入れる妻の声が少し上ずっているとうとう来たか恐れていたこの日このときが どんな顔してるのか ここからじゃ見えやしないまともなやつなのか 借金なんぞはないだろうな 襖が開いて明かりがついて君が近づいてくるお父さんと言ったその声が少し湿…

  • クリスマスの朝 – ハンバート ハンバート

    窓を開けたら真っ白な世界起き抜けの目に突き刺さる光まだ誰の靴にも 一台の車にも踏まれたことのない雪が広がる そう思ったら前の駐車場にぴょこんぴょこんと耳の長いやつサンダルを突っかけ 思い切り転んだ冷たくて思わず声が漏れた「ひゃっ」 そう思って目を開けたらそこには広げたままの教科書とノート授業の終わりの 鐘の音とともにかすかに残る雪の冷たさが九月の午後の空に溶けていくいつかそんなクリスマスの朝を 人…

  • 恋はこりごり – ハンバート ハンバート

    恋はもうこりごりよ男はいらないあの日以来そう思ってきた 恋はもうこりごりよ一人で生きるわ人になんて構いたくない 期待しないだけの知恵はあるから仕事みたいなもの求めはしないわ 月が綺麗なんていつぶりかしら時が癒すなんて信じちゃいないわ 恋はもうこりごりよそれはね変わらないでもね今日は少し歩こう 人気の新着歌詞 虎 – ハンバート ハンバート 何を見ても何をしても僕の心凍えたまま外は花が咲…

  • あの日のままのぼくら – ハンバート ハンバート

    久しぶりに会った君は相変わらずというか何ひとつ変わってないそんなふうに見えた そんなはずはないことくらいわかってるのだけれど会わずにいた時間なんてなかったかのように 約束なんて堅苦しいことはぼくらの間には必要ないのさ 悪ふざけばっかしてたどうしようもないぼくら久しぶりに帰ってきたあの日のままのぼくら そういえば果てしもなくずっと話してたのに何の話していたのか何も覚えてないな 成長なんて小難しいこと…

  • トンネル – ハンバート ハンバート

    どこへ行くのかわからないどこから来たかもわからない行くも戻るもない道を戸惑いながら歩いている 何がどうしてこんなことにどこでどう間違っちまったのか行くも戻るもできぬまま途方にくれて座りこんだ 先の見えない日々に押しつぶされそうでふざけんなって喚きながら手当たり次第物を投げた 暗いところを歩いてた誰かの呼んでる声がしたみんな泣いたり笑ったりそうやってきみは生まれてきた どうせ変わらないさとつい流され…

  • 君を見つけた日 – ハンバート ハンバート

    ひと目見てすぐに気づいたよ君だ君だやっと会えた姿も形も違うけど君を間違えるはずがない こんなところで会えるなんて何があるかわからないねこれでようやくこの世界で独りぼっちではなくなった ずっと待っていたんだよいろんな国いろんな時代ずっと探し続けてた何度も何度も生きながら 呼んでも君は振り向かないそうか言葉が違うのかこの声はただのなき声で君には言葉に聞こえない 行かないでくれ気づいてくれ君よ君よ君よど…

  • ノアの方舟 – ハンバート ハンバート

    夜空に大きな 舟が浮かんでたぼくはその中に 連れられていった明日で世界が 終わるというのでぼくがただ一人 選ばれたらしい かみなりが落ちた 遠く街の方それとも何かが 爆発したのか舟は音もなく 空を昇ってくぼくの住んでいた 地球を残して さよならの ひと言をどうしても君に 言いたかった また別の方で 火の手があがったそのうち地面を 覆い尽くすだろう静まり返った 広い舟の中ぼくは窓越しに それを眺めて…

  • わたしは空っぽ – ハンバート ハンバート

    ささやいたそっと抱きしめたぎゅっと最後だけちょっと泣いてみせてさよならを言って何度も手を振って見えなくなるまで見送ってた 君みたいに無邪気にはもうなれないこと本当ははじめからわかってたのずっと好きだよって 言ってくれたけどごめんごめん 物陰でそっと抱き合ったぎゅっと髪の毛がちょっとくすぐったい君の目は真っ赤わたしは空っぽ悲しいくらいに何もないの 何が悪かったのかとかそういうことじゃないもっと早く出…

  • 寝ても覚めても – ハンバート ハンバート

    バイトのはずの君の部屋から明かりが漏れていた 消し忘れたかシフト変えたか風邪でもひいたか どのみちぼくの知ることじゃない気持ち悪い 自分でさえそう思う 寝ても覚めても君を想ったぼくは土砂降りの中ただ立ってた 二階の奥の君の部屋には西日が差し込んだ いつも悪口言ってるぼくを君は笑ってた 身勝手なのはよくわかってた甘えていた 君の細いその肩に 我を忘れて君を恨んだ生きていることがただただ辛かった 寝て…

  • In The Dark – ハンバート ハンバート

    おはよう 元気? 調子はどう?ごめん急に 驚かせて君の朝は ぼくの夜中おはよう 元気? 調子はどう? ここにいたい 君といたい体ももう 薄くなって時間がない 間に合わないこのままさよならしたくない おはよう 月が綺麗だから君の夢を 訪ねてみた最近たまに 音が消えるおはよう 今日は何をしよう ここにいたい 君といたい体ももう 薄くなって時間がない 間に合わないこのままさよならしたくない 暗い話はした…

Back to top button