タラチネ

  • 愛の花 – タラチネ

    強すぎる南風 頭をたたく砂つぶてけたたましい鼾みたいに生い茂る樹々の緑 穏やかなグラデーションに色づいた高い空ひび割れる音さえ聞こえそうに乾いてる空気 春が行き 夏が終わり 秋が暮れ 冬を越して また春が 愛の花 いつも咲き誇る日の光浴びて 七色に染まるそして降り注ぐ 生まれたての日々命を溶かして 街を流れてく くたびれたシューズの踵 こびりついた黒い泥待ち焦がれたものなんて大抵いつもその程度 な…

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