ジルバ

  • 爆弾が飛んできた – ジルバ

    カサブランカの花が萎れて行く白い花びらが真っ赤に染められ打ちひしがれた僕を見てるみたい いつから僕は夢を忘れたのか?夢見る時は眠りの中だけでこんなんでも目はギラつかせている どっかから甲高い金切り声のような耳を突き刺す音が聴こえる 爆弾が飛んで来た信じられないスピードで肋骨を通り越した血管を貫いた心臓をぶっ刺したもっと粉々にしてくれ 噛み付いたのは思い出したいから小指の肉が引きちぎれるぐらい傷みを…

  • ROSE – ジルバ

    カラス達が相も変わらず群れをなして今朝もまた隙を伺う 薄汚れた水の流れ息苦しさ耐え切れずツバを吐いた 昔話の方が現実味があるからたった一つだけ信じられる強さ欲していた 赤い花が咲くトゲを尖らせ天を仰ぐ涙捨てた街の夜風に吹かれながら 確かめてたピースライトの渦巻く煙り宛てもなく吸い込まれた 傷が答えている「俺は生きている」たった一つだけ信じられる強さ欲していた 赤い花が咲くトゲを尖らせ天を仰ぐ星が消…

  • サヨナラを告げる歌 – ジルバ

    昨日買ったハサミで新聞切り刻んだ境界線もわからなくなるように今日の日付も見えなくなるようにバイバイ芸能おめでたのニュースゴミ箱が窮屈だ 向こう側で聞こえてる 鳴り響くサヨナラを告げる歌目覚まし時計のリズムで僕を責める隠してた右手を握りしめた止まらないアラームを掻き消した 昨日買ったばかりのポテトチップスを粉々になるように砕いた何の味かわからなくなるようにバイバイピリ辛刺激的な味新発売満腹だ 体中が…

  • オールドタイマー – ジルバ

    憂き世に舞う桜吹雪忘れかけたオールドタイマー唇噛み手を翳した隙間に見る泡沫の流れ スーパーウーファ唸ってる骨盤かなり歪んでる政界社会曲がってる全て鋭角 CO2が溢れてる北極グマが嘆いてる弱肉強食関係すでに崩壊 たらふく喰ってたらふく呑んでシャくってニヒルラリって消化して競って勝って向かうはどっち?右往左往して昨日気付いたって瞼は開かず 憂き世に舞う桜吹雪忘れかけたオールドタイマー唇噛み手を翳した隙…

  • 号外デモクラシー – ジルバ

    巨大化した民主主義国家、我が国日本で懐かしきリズムに乗り生きた唄を歌うこの曲『号外デモクラシー』 三面記事が賑わった溢れ出した突然アイツ消え去った消えちまった誰も彼を知らずに… 弾けて飛んだホウセンカ散る悔し涙の種みたいだった足跡残す真白い花が咲くまで GNP跳ね上がったわけわかんない 一番身近な問題を忘れるんじゃねぇよ 明日は株価急上昇だから何だ?きしむテンション張り詰めてる 弾けて飛んだホウセ…

  • デーマゴーグ – ジルバ

    モロヘイヤ混じりの冷たいスープを飲むメロンソーダのような刺激を欲していた お隣りの国から俳優訪れたアリガトを言う度フラッシュ瞬いた 少女が攫われたニュースはアリガトの合間、一度きり痛みを痛みと感じない毒される察していた ゆえに絶叫ゆえに逆境ゆえに激情されど絶頂されど楽観されど折檻されど圧巻ゆえに爆笑 国道20号大空を突き抜け振り向けばあの街モロヘイヤ足りない真夏の屋内スノーボード初雪はもはやお蔵入…

  • 北回帰線 – ジルバ

    よく聴いたアルトサックスのメロディー口ずさみ親譲りの方角45度を見上げたポリゴンの描く曲線美に16ビットを重ね虚無感が沸点を越え目を伏せた かじかむ手で欲してた傷塞ぐ存在を答えてくれ あの人同じ影、見たのかな よく食べたブルーベリー香るガム一枚を噛み味が無くなっても捨て切れないから噛み続けてた染み込むのが酸っぱさなら青二才で嬉しいが懐かしさ人恋しさ募り目を伏せた かじかむ手で欲してた傷塞ぐ存在を答…

  • フォーカスライター – ジルバ

    誰かが捨てたコステロのエルピー可燃ゴミ混ざり烏が啄む夜が明けるまでまだ、日が昇るまで辿るリンクの先が笑ってた 風陽炎揺らぎながら静かに波打つ鼓動有限怖れながらシナリオを綴る 繋がってるんだ繋がってるんだ繋がってるんだ散らかしてるんだ キリストに問うミハエルエンデに問う未来予想図は、どこまで続く子供が茶化す「ほら!作り話ばかりさ」今日もファルコンは黙ってた 風陽炎揺らぎながら静かに波打つ鼓動有限怖れ…

  • サンデー – ジルバ

    心の日付変更線を越える為に 信号機変わる瞬間に迷わず右足踏み出した タバコが無意識に灰になった吸い殻は、まるでピラミッド息遣い乱れてんだ目頭が震えてんだ愛するウサギが今日息絶えた 半信半疑なんだ寝台特急に不安を積んだ存在価値だとか存在意義にずっと悩んで越えた日付変更線はサンデー 静かなる景色恋しくて遥かなる海が恋しくてだからあの頃を思い出してんだ忘れかけて苦しいんだウサギの墓に花が咲いた 半信半疑…

  • HORIZON-under my brain- – ジルバ

    雪が降り積もる凍り付く日だった真っ赤なテールランプぼやけて見えた 若葉芽吹くエイプリルフール小さいランドセル悲しく見えた何かが狂った 遠い昔、誰かが作った輪廻転生の道理を知ったブッダ、お前、どこで息をしてる?終止符と言う四文字のカタカナが、交差して唇が震えてる HORIZON霞んで行く探してたんだ醒めない夢が見たいからずっと繰り返し再生ボタン押した アブラゼミよ教えておくれ雪は来世紀まで降るのか?…

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