形が変になっても
何より僕は知ってるの
一つも変わらないもの
ただ大事にしまっておくの
それが愛でも、はたまた害でも
時にしょうがないとして
この一瞬を、この悲劇を
心から踊ろうと思うのよ
ただただ、揺るがないもの
失ってしまう事
あなたが凍えているのも
覚えているのに
泣いてしまいたいよ
哀で満たしていたいよ
風が痛いよ
なぜか嫌じゃないと思うよ
ただただ、溶かしてしまうもの
時が経つ事
あなたのおどける仕草も
思い出せるの
形が変になっても
気づかないふりしてた
一つも変わらないでほしいと思ったのは
それは
僕だけの願いで
僕だけの愛しさで
僕だけの、いっ時のいやらしさで
あなただけの優しさも
あなたの凍える両手も
何一つとして解っちゃいないのに
「あのね、居たいよ」
「その手、離してよ」
「あのね、痛いよ」
「もう目見ないの？」
踊っていたいよ
あなたと話していたいよ
泣いてしまいたいよ
君は嫌いじゃないよ
僕だけの願いで
僕だけの愛しさで
あなたはとうに枯れてて
あなただけが泣いてて
僕だけの未来で
僕だけの時間で
あなたはもう見えなくて
あなただけが居なくて
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