オトループ

  • ココロイド – オトループ

    トリセツなんてどこにもない困った時のヘルプ先もない不具合ばっか繰り返し続ける 僕の心 制御できない感情に いっそon/off スイッチを付けたいそしたら 余計な事で悩まず 生きていけるのに 「人との距離 上手に測る想いやり」とか検索してみても プログラムに組み込まれていないみたいだな 僕は不良品だ どうしようもない欠陥品だきっと部品が足りない心 抱え生まれてきた「生きてる意味なんてない」ばかになっ…

  • 2番目の歌 – オトループ

    抜殻のようになった その身体 いくら抱きしめてもあたためてあげられない すこしも あなたを満たせない 『会いたい』 なんてそれが私じゃなくてもいいこと 解ってる あなたの1番大事な恋が終わって2番目の私にチャンスが巡って来た夢にまで見ていた あなたと過ごす夜 どうしても 諦めることがずっと出来なかった楽しそうに 愛おしそうに 何度も彼女の話 聞かされても 胸を刺す痛みを隠しながら 想い続けること選…

  • ことばを知りたい – オトループ

    ことばって不思議だ 使い方ひとつで傷付けることも あたためることもできる想いをもっとうまく伝えたい ことばを探す旅に出る 一番知りたいのは そうそっぽ向いた心の距離縮められるようなことば僕にはとても難しくて これじゃない あれじゃない どれでもない足りない 足りない 物足りない引き出し片っ端 開けてみても手掛かりひとつも どこにも見当たらなくて燃えカスみたいなことばが散らかる心 「元気出して」余計…

  • ブルーエストマンデー – オトループ

    陽気な磯野家の行進だ 今日は日曜日 気が滅入る明日からまた憂鬱な 一週間が始まる合図 どうせまたぼくの存在は ないものとして一日は過ぎる僕だけがひとりはじかれた 状況は相変わらず最低だ 嫌われるよりずっと怖い 無関心という巨大な怪物今夜もそれに怯えながら 浅い眠りにつく 月曜日がぼくは嫌い ぼくがぼくじゃなくなるから長いため息でこの部屋が埋めつくされてく居場所なんてどこにもない 救いなんてどこにも…

  • P.O.M – オトループ

    最初の住み家は 青の革財布 持ち主の男 どこかソワソワとATMで俺を引き出して そそくさとしまい 小走りで向かう 笑う笑う 女の声 笑う笑う 作り笑いだラブホテルの受付で俺は早くも役目を終えたらしい 隅から隅までスパンコール付の ピンクの財布 それが次の住み家クソうるさい場所で持ち主の女は男に囲まれている 笑う笑う シャンパンコール 笑う笑う 夜通し続く自己顕示欲満たすための時間 それに代わるのが…

  • 115 – オトループ

    いい子にしなくちゃ おとなしくしてなきゃ叱られちゃうから 嫌われちゃうからさ 100点取らなきゃ 笑顔でいなくちゃ褒めてくれないから 喜んでくれないからさ 認めてもらえないと 僕は僕で居られない まちがえる なんて 許されない泣きわめく なんて もってのほか欲しいのは たった ひとつだけ何を言われたって構わない僕が欲しいのはあなたの愛情だけ 常に1番でいなくちゃ 期待に応えたいから誰にも負けたくな…

  • Hit Me Silly – オトループ

    誰とも話す事もなく2、3歩遅れてついてく向かう先は拷問の始まりバイト先の飲み会 先頭が店に入った 全員の位置を把握すべしどこの席に座るか次第で 今日の命運が別れるから 携帯見るフリして タイミング調節して当たり障りの無さそうなあの隅っこの席へ 決して嫌いな訳じゃない苦手なんだ ホントは仲良くなりたいんだだけど何を話せばいいのか解らない仕事中の業務連絡ならば 流暢に言えるのにどうして目を合わす事さえ…

  • Standing by your bedside – オトループ

    君は今安らかな寝息を立ててる 僕のすぐ目の前でがんじがらめに君を縛っているチューブも そろそろ外してしまおう 窓の外は青空 こんな日は初めてふたりで出かけた あの海を思い出すね Standing by your bedside静かに時が流れてく病めるときも 健やかなるときも ふたりで乗り越えてきたから僕らだけに解ることがある言葉なんて交わさなくても 喧嘩をした夜も 背を向け合いながらも 同じベッド…

  • 人間エントリーシート – オトループ

    今日は雨だから説明会はやめにして 疲弊した心と身体休める日にしよう心が病んでたら受かるもんも受からないし なんてサボる言い訳を考える 罪悪感を振りきれずに 結局手を伸ばす就活本自慢大会のような集団面接の悪夢が蘇る 一瞬で終わった一日 Gmailに溜まったメール 259(地獄)件就活サイト見てた筈だったのに ふと気付けばYoutubeに釘付け8時間 エントリーシートに書き込む偽物の自分「サークル代表…

  • かさぶた – オトループ

    固まる度にめくってしまう またやっちゃった血が出るまでこの癖も 始まったのはあの日から ボロボロなのは指だけじゃない 打ちのめされた私の心少しずつ ほんの少しずつ きっと進めてるよね でも 無性に声聴きたくなる かさぶたに覆い隠されても 消えない 消せない 傷口はじゅくじゅくと生々しい勝手に好きになって 勝手に捨てた癖になんで嫌いになれないんだろうやめてよ 私の気持ち ずっと飼い殺しにするのは こ…

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