エイハブ
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せいめいせん – エイハブ
ずっと前にあなたが僕に言ってくれた事雲を掴むような心の何かに形をくれたんだ 今日も形にも言葉にもなれない何かがあなたの声を待つ おかしいなこんなによくある言葉でも君の口から出たってだけでこんなに意味を持つおはようやおやすみがいつも嬉しいのは僕が生きてるって事を許された気がするから君は僕の生命線 ずっと前にあなたが僕に言ってくれた事何がしたいのか分からない僕に導をくれたんだけれどずっと思ってる貰って…
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キディーボーイ – エイハブ
広い世界に飛び出して僕は自分の価値を知ったオモチャだらけで散らかるここじゃ王様なのにな高い理想に苛まれたんだ僕らはキディーボーイこれからどうしようか?考えたってもうしょうがない 暮らしてたこの大きな部屋がどうにも小さく感じる様になってしまったのだ意地張って信じていた僕らの智は未熟だったけれど間違いだったなんて認めないで! 守っているんだなぜかしょうもないもんを向こう見ずだったああ僕らはキディーボー…
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共犯 – エイハブ
「あなたにしか頼めないわ。」言われるまま身を任して、気付いたら泥を被った。騙されちったという訳だ。 されど優しく在りたいと、この身体は動き出していた。悲しみや怒りだけが自分を動かすなんて信じたくないからだ。 「あなたと私は共犯だってさ、仕方ないから逃げるよ。」全てが輝いた日々の終わり。ねぇ、どうして?全て投げ打ってまで、嫌いな自分を否定してヒーローになりたいの? 消極的な優しさが個性として挙げられ…
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あらすじ – エイハブ
こんにちは。私は船長です。 あなたたちの UMANITY PROGRAM への参加を大変嬉しく思います。このプログラムは、ある男の人生を追体験して頂き、その経験を皆さまに役立てて頂くものです。 彼は、誰かのために生きるという事を知らない男です。その彼が、自分のために人を思いやる、いわゆる偽善的愛から逃れ、真に相手の為に向ける愛を獲得するまでのお話です。 彼は、この経験が誰かのためになれば良いと、全…
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不器用な人 – エイハブ
無駄を無駄としか思えずに忘れられちゃう美しさにさよならしなくちゃなバイバイバイ バイバイバイ バイバイバイこの世は無常 異常に正常振る舞いはもう気丈が平常『即物的なくらいが丁度いいよ、信じてよ。』 「そんな世で変われないままの、不器用な人が僕らなの。正しさは変わりゆくものだ。だけど何故か涙が流れてくるのさ。」 美しさは千々にあるはずなのに、正しさで計られて苦しくなって悲しいけど微笑んで誤魔化してい…
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葬送 – エイハブ
分からないのは君のこと。それでも、君は行くんだろう?それなら、僕が最期までちゃんと、寂しくないようについて行く。 苦しむ君が見てた日も、素晴らしいと言えるようになんのかなぁ。 猪口才な、猪口才な、猪口才な、猪口才な、僕ですが、苦しくて、悲しくてもいいからそばに居させて欲しいな。いけないよ、いけないけど、この旅を終わらせたくなくて、「可笑しいよ」と、あなたの覚悟を馬鹿にしている。 何になると言うのだ…
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イェルプ – エイハブ
ワンワンワン吠えても何も出ない健康だって張り切ったって結局負け犬なんでワンワンワン吠え足りないのならどうかしたって思われたって構わずワンワンワン 今日だけ手前が噛み付いてみりゃ、どうなる事でしょう。恐ろしく思ったあなたらは、この僕がまさかと、驚く事でしょう。 ワンワンワン吠えたら怒られたけれどヘタって突っ伏したって仕方がねぇワンワン 今日だけ手前が噛み付いてみりゃ、どうなる事でしょう。恐ろしく思っ…
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うろん – エイハブ
許せない事だらけだろう?曖昧な何かで出来た世界の中で、僕だけ正常だって顔したお前らへ、決まった物を言い、心奪う罹患者は、お前が傀儡(かいらい)と化すのを今か、今かと待っている。 うろんな事ばっかだ。如何様に、変わってしまえるのさ。今だって、一つ一つ何も言わずに傾けてく。お前らの思考はジャックされてんのさ。君はまだ知らないが。 何気ない暮らしでお前らは、どれだけの思想や偏向、二次情報に侵されている?…
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ある男 – エイハブ
下んねぇ待っていたのは選んだ道が間違っていないか確かめるだけみたいな人生兎角つまんねぇやる気も意義も見出してそれでも尚苦しいとか贅沢なんだろうか きっと間違えたでも、何処からこうだった?どろどろ溶けた脳、知覚したもう八方塞がったそれでも尚僕は生きていた鳴り止まない心臓がまだ歩けよと叫んでいる そうさ、僕はまだ信じてる飾れない気持ちだけを信じている死ねないから僕らは生きているそれだけだけれど、まだし…
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フアンズ – エイハブ
諦めることが多くなった頭ん中響く声のせいか?また一つ大人になってしまうようだ 僕らはいつも不安だったその度(たんび)に声は「行け」と言った小さい頃、味方のようだった騒がしい“彼ら”はもうどこにもいないの? いつかお別れをした、どこか遠く昔の自分が羨ましくなったから。消えかかった魑魅魍魎と、現実主義の自分を再解剖。なんだ、生きてんだ。心の奥底にさ。 騒がしい彼らも落ち着いて独り立ちしてるはずの今日は…