エイハブ
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春先 – エイハブ
今日日、春の匂いなんて誰が憶えているでしょう。時代とは、きっとそれを繰り返す事なのでしょう。 寒さも緩むとある日、軒先。庭に植えた花の芽吹きを喜べる人でいたい。まるであなたのような、夕方と春先。長閑さと微笑みをくれる、そんなあなたと生きてみたい。 はじめまして、さようなら。何気ない日の一幕たち。語られず消えゆくのなら、拙くても僕が語ろうか。限りある僕らは、他愛無い日々を繋ぐように、跡をつけるように…
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我ら科学の子 – エイハブ
僕が思うにこの世は謎解きなんだ例えば、恐竜は鳥だった知りたくない事も全て暴いてゆく無知の魔法が解けてゆく 我ら科学の子ああ、きっと僕らは悲しい時代に落っこちたさらば、愛しき神秘の徒ただずっと繰り返している彼らは放っといた 限界など知らない愚かさで不可能を可能に変えるのさ 誰かが取り組んだあなたに継ぐため解いてきたそういう尊い行為が全部繋がってここにいた僕らは夢を見た誰かがそれを叶えてきたそんな夢物…
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お返事ちょうだい – エイハブ
僕ら何にも知らないまんまじゃ右も左も一緒になってしまうよそれが快だって誰かが言うから「居場所は無いな」って独りを愛した ああ悲しいことばっか「まともなら」なんて思いたくなくてでも僕らも待つばっかもうこれしかないと優しくなって夢も見れねぇ世の中で本当の愛を知りたい ねぇ、ねぇ、誰かお返事ちょうだいとあなたを名指すあなただけこの日々に欲しいのはきっと君の声 正しいからだとか誰かの為だとかそういうのは一…
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せいめいせん – エイハブ
ずっと前にあなたが僕に言ってくれた事雲を掴むような心の何かに形をくれたんだ 今日も形にも言葉にもなれない何かがあなたの声を待つ おかしいなこんなによくある言葉でも君の口から出たってだけでこんなに意味を持つおはようやおやすみがいつも嬉しいのは僕が生きてるって事を許された気がするから君は僕の生命線 ずっと前にあなたが僕に言ってくれた事何がしたいのか分からない僕に導をくれたんだけれどずっと思ってる貰って…
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キディーボーイ – エイハブ
広い世界に飛び出して僕は自分の価値を知ったオモチャだらけで散らかるここじゃ王様なのにな高い理想に苛まれたんだ僕らはキディーボーイこれからどうしようか?考えたってもうしょうがない 暮らしてたこの大きな部屋がどうにも小さく感じる様になってしまったのだ意地張って信じていた僕らの智は未熟だったけれど間違いだったなんて認めないで! 守っているんだなぜかしょうもないもんを向こう見ずだったああ僕らはキディーボー…
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共犯 – エイハブ
「あなたにしか頼めないわ。」言われるまま身を任して、気付いたら泥を被った。騙されちったという訳だ。 されど優しく在りたいと、この身体は動き出していた。悲しみや怒りだけが自分を動かすなんて信じたくないからだ。 「あなたと私は共犯だってさ、仕方ないから逃げるよ。」全てが輝いた日々の終わり。ねぇ、どうして?全て投げ打ってまで、嫌いな自分を否定してヒーローになりたいの? 消極的な優しさが個性として挙げられ…
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あらすじ – エイハブ
こんにちは。私は船長です。 あなたたちの UMANITY PROGRAM への参加を大変嬉しく思います。このプログラムは、ある男の人生を追体験して頂き、その経験を皆さまに役立てて頂くものです。 彼は、誰かのために生きるという事を知らない男です。その彼が、自分のために人を思いやる、いわゆる偽善的愛から逃れ、真に相手の為に向ける愛を獲得するまでのお話です。 彼は、この経験が誰かのためになれば良いと、全…
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不器用な人 – エイハブ
無駄を無駄としか思えずに忘れられちゃう美しさにさよならしなくちゃなバイバイバイ バイバイバイ バイバイバイこの世は無常 異常に正常振る舞いはもう気丈が平常『即物的なくらいが丁度いいよ、信じてよ。』 「そんな世で変われないままの、不器用な人が僕らなの。正しさは変わりゆくものだ。だけど何故か涙が流れてくるのさ。」 美しさは千々にあるはずなのに、正しさで計られて苦しくなって悲しいけど微笑んで誤魔化してい…
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葬送 – エイハブ
分からないのは君のこと。それでも、君は行くんだろう?それなら、僕が最期までちゃんと、寂しくないようについて行く。 苦しむ君が見てた日も、素晴らしいと言えるようになんのかなぁ。 猪口才な、猪口才な、猪口才な、猪口才な、僕ですが、苦しくて、悲しくてもいいからそばに居させて欲しいな。いけないよ、いけないけど、この旅を終わらせたくなくて、「可笑しいよ」と、あなたの覚悟を馬鹿にしている。 何になると言うのだ…
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イェルプ – エイハブ
ワンワンワン吠えても何も出ない健康だって張り切ったって結局負け犬なんでワンワンワン吠え足りないのならどうかしたって思われたって構わずワンワンワン 今日だけ手前が噛み付いてみりゃ、どうなる事でしょう。恐ろしく思ったあなたらは、この僕がまさかと、驚く事でしょう。 ワンワンワン吠えたら怒られたけれどヘタって突っ伏したって仕方がねぇワンワン 今日だけ手前が噛み付いてみりゃ、どうなる事でしょう。恐ろしく思っ…