インナージャーニー

深海列車 – インナージャーニー

過ぎ去りし日々の中 少年は街を出た
また巡り会えるかな 悲しみのない場所で
終電は間に合わぬ 始発では遅すぎる
海の底をゆらゆら走る深海列車で約束の場所まで

青い線路をなぞりながら深海列車は進む
走る景色にさよならを添えて

過ぎ去りし時を埋めよう
あの日の空を見上げよう
変わらないように
願いを込めて

明日の朝一番 言いそびれた言葉を
君にプレゼントしよう 君にプレゼントするよ
悲しみは風の中 忘れられた夕暮れ
青く染められた部屋の中で彼女はずっとずっと待っていたんだよ

青い線路をなぞりながら深海列車は進む
揺れるキャンバスに灯るは街灯り

いつかの夢の続きを
あの日の歌を歌ってよ
止まったままの街の夜が明ける

忘れないでいてね
この街のことも
君がいたことも
遠い記憶に流されぬように

青い線路をなぞりながら深海列車は進む
零れ落ちそうな悲しみに蓋をするように

青い線路をなぞりながら深海列車は進む
新しい海を愛していけるように

過ぎ去りし日々に口笛を
あの日の空を抱きしめよう
変わらないように
願いを込めて

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