アノス・ファンユニオン

世界が愛に満ちるように – アノス・ファンユニオン

いつになったら、夜が明けるの?
暴虐と呼ばれた魔王は一人、孤独な眠りについた。
守るために剣をとったんだ。血に汚れていく手は、命を握っていた。

俺(オレ)たちは(この両手は)、戦いたかったわけじゃない。
殺しても(殺しても)夜はひたすら更けていくばかり。

夜明けを待って、眠りにつこう――
二千年の眠りが、きっと、世界を変えてくれるはず。

そう、信じてた。

憎しみよりも、愛が強いよ。

俺たちは分かり合えるはずと、希望を未来(あす)へ託した
守るために剣をとった。

俺たちは(血に汚れてく手は)、命を握りしめていた。
綺麗ごと(なき世界に)打ちのめされ、願っても願っても、
悲しみはただ増えていくばかり。

二千年の想いが、きっと、世界を変えてくれるはず。

そう、信じてた。

二千年、待った。お前と笑い合うために。
二千年、待った。お前と手を取り合うために。

もうまもなく夜は明けるよ。
孤独な眠りから、魔王は目を覚ます。

どうか、どうか、願ったのは一つだけ。
目映い朝日を、俺に見せてくれ。

どうか、どうか、願ったのは一つだけ。
世界が愛に満ちるように。

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