やなぎなぎ

  • ties – やなぎなぎ

    終わらないくすむ日々に影ひとつない 閃きが焼きついた眩しさに抱き溜められ 離れられなくなる何もかも変えてしまうのはいつも ひとりだけ ねえ 進むべき明日さえ縺れ躓いてしまうけど通り過ぎた小さな切っ掛けを見せてくれた だから在る もしも生きる場所が違ってぬくもりに気付けないそうなっても 側に居続けるよこの世界を自ら壊すこと 選ぶとしてもどんな姿になってもいいから解かないでいて 結んだ絆を今以上にぎゅ…

  • 夏の住処 – やなぎなぎ

    明けていく まだ知らない空思い出も纏まらないままに次の季節に急かされてわた雲も居場所を探してるよ 何もかも抱きしめられるならひっくるめたこの夏をありのまま持っていく 先の先の君へ掴めない蜃気楼のような日々 変わり続ける 空模様が先駆け置いていかれそうでめいっぱい 背伸びした 届いたかな 小さな私君の行方まで想いは青とオレンジの真ん中に詰め込んで朝が目を覚ます前の 魔法の時間遠く遠く消える わた雲に…

  • SugaRiddle – やなぎなぎ

    苦い記憶を閉じ込めた甘い甘い嘘を混ぜた蜜を重ねて 綺麗にコーティング食べてしまえ完璧な証拠隠滅なのになぜかキリキリと心の近く通ると騒めいた きっと何重に包んでもまた自分の中へと溶け込んでいくその場凌ぎの逃避行 それでも何度も飲み込んで忘れようと変わろうとして咽せてを繰り返して 懲りなくて 噛みしめて本当の味に気づいた頃には幼さにさよならを告げたあといたずらな日々と笑うポケットに忍ばせたチョコレート…

  • 明日の話 – やなぎなぎ

    いつから飛べるってことに気付いたのかもう 境界はぼやけているけれど 見下ろした景色はただひたすら自由で眩しすぎたことは覚えていて あなたが地上で手を振るとわたしはぐるりと旋回して綿雪のように羽を降らせた そうして出掛けたらどこまででも高く遠く 世界を見渡して花冷えに木の芽夏空から星のヒナをおみやげに咥えていくの この出会いがずっと前から決まっていても そうじゃなくてもどちらでもいい 今目の前にある…

  • 約束はいらない – from CrosSing – やなぎなぎ

    ねえ 愛したら 誰もがこんな孤独になるの? ねえ 暗闇よりも 深い苦しみ抱きしめてるの? 何もかもが二人輝くため きっと 君を君を 愛してる心で 見つめている 君を君を 信じてる寒い夜も ねえ 恋しても 誰にもいつか終わりが来るの? ねえ 青空よりも 澄んだ ときめき捨ててしまうの? 季節変わりの風道を走る ずっと 君を君を 愛してる心で 見つめている 君を君を 信じてる寒い夜も たとえ明日 亡く…

  • Partie de ton monde – やなぎなぎ

    まるで通りかかった知らない人のようなのに突然出会った誰かになる瞬間 一枚の絵に描かれたそのひとを見つめてる午後 少し暗い店の奥そう今 うつむいた横顔小さなかんむりが飾るのはどんな思いなの? 声がしそう 細く響くあなたの世界の一部になれたら…なれたら ただそう願う 胸に淡く重ねた絵の具がそっと閉じ込めるのよ聞こえない… 頼りない輪郭どこか私のこころ 滲んでるみたいだけど触れら…

  • ルーキーシーフ – やなぎなぎ

    ふと気になってなぜか立ち止まったんだ白いギャラリーの隅に佇んでいた 技術だとか歴史も知らないけどくすぐったいような衝動が走ってひと目見た時はじまった 君を颯爽と攫う真っ赤な糸を手繰り潜り翔りそんな夢だけたたましく響いてるサイレンまだ捕まるわけにはいかないからサーチライト避けて人目を欺いて辿り着くよ 必ず現実になる日を温めながらまた夢見てるルーキーシーフ 夜が来たら 思い返している頬杖ついちゃうくら…

  • Blank – やなぎなぎ

    手のひらのなか小さな光のような特別なんだと謳える夢を見つけて私の意味をうっすら繋いでいる脆く弱い夢誰かがのぞけば壊れてしまう 何も嵌まらない何も埋まらない私以外は□□名前も無いのに飾られないわ無名のプロトタイプ瓦礫の塔に 曖昧な意味を形に変えたがるのは同じと知って孤独を和らげたいから? 私は好きも嫌いも分からないただこれ以外に伝える手段を持たないだけ のみこむたびに吐き出すたびに少しずつ満ちた□□…

  • 私とクーリエ – やなぎなぎ

    遥か 海を越えた知らない国へ連れて行って 一緒に 閉じた暗がり開くとき 最初に目にするのはあなたの指先であるようにいつも願う 慣れない香りの木箱に包まれ 私は時を止めたままのタブローあなたの針は進むのに何も言えない 出来ない変わりはしないけど連れて行って どこへでも きっと今頃には夕陽でも見ているの私の心配を少し してみたりしてそうして西の風に吹かれて辿り着くあなたの最後の旅はどこへ行こう 閉じた…

  • Picky about you – やなぎなぎ

    ふらつかないで一番良いポーズしててpicky about you 眩しいライトたった1点だけ照らすために角度も 光量も完璧にして 埃ひとつない贅沢な展示台とプレミアムクラスシート準備はもうとっくに出来ている カウントダウンベールを剥がす瞬間 きっと忘れないわいつか壊れるとしても凛とそこにあったと 折り紙つきで逃げられない愛と知って鑑賞されていてねこだわりはあなただけ 近づかないで触れてしまわないよ…

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