にしな
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つくし – にしな
やがて枯れる等し運命別れを知り花は色付く雨垂れ穿つ孤独な礫よ地に根を張り凛と佇めいのちはただ燃ゆる 泣いた顔が幼いのは貴方が誰より強い証と何も言わぬその瞳が私の海馬に焼き付いてる 今はか細く折れる苗木でもいつかは幹となり愚かさも、頼りなさも乗せて咲き誇る やがて晴れる空五月雨愛を知り雲は赤らむ帰りを急ぐ小さな燕よ翼広げ風を掴めいのちはただ美し 正しさなど分からずとも心は為すべきことを知っている た…
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わをん – にしな
あい、五十音はそこから始まってi、自分を含むことも知って哀、かなしみを含むことも知ったアイ、ラブユー 失った分、難しくなって大人になった分、分からなくなったけど大丈夫何もおかしなことじゃない本当は多分誰にも分からない きらきら舞う埃の様降り頻るlove song生きることなどno reasonきっと不幸も幸もeven誤魔化し笑う私は24/7 見上げれば弛まない空in loneliness plan…
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plum – にしな
甘いだけのピーチに成り下がれないそれじゃあなんだか怠惰でつまらないフルーツ頬張る君の口伝う果汁とリズム鼓動が早まる理由を見せつけ合おうよ すぐに欲しがる可愛いげな人間味好物は後回し 二言は無し最後のお楽しみ膨れて萎むほど熟れすぎてもダメね頃合いを見誤らないセンス そりゃさっさあのさ楽園を抜け出すアダムとイブの様互いのせいにし 手を伸せば重ねし罪に覚えゆく恥じらい赤らめ、ほら旬の時間 優しいだけの現…
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ねこぜ – にしな
えっちら、おっちら働きながら稼いだお金を好きなもんに使う 誰が、なんと言おうがこれは私の幸せビールは今日もうまい 日常よ 進め冴えない時もつまらない時も日々の片隅見え隠れしてる楽しみは尽きないのだ どんな、ことにも馬鹿にする奴はいる迷惑かけちゃないほっとけーって言いたい だけど、時間は限りある蜃気楼目尻に皺寄せ猫背でゴーイングマイウェイ! 日曜よ ここにとどまれなんて半笑いしつつ明日も働く同志よ …
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It’s a piece of cake – にしな
泣けないあいつも控えめな彼女も天邪鬼な僕もゆらりゆらり一人で歩いてく不揃いのそれぞれでit’s a piece of cakeひとくち、はにかむ 公園で一杯酒はどうだい井の頭線沿いに軋んだメロディ桜の花は散って疎に汚れてそれでもまだ誇らしげに見えるいつか有り余るほど金を持ったら僕らは一体何をするんだろうねそんなくだらんこと堂々巡りする日々さ 笑い合い転げたりたまに怒らせたり真面目に話し…
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bugs – にしな
午前3時夏夜の頬擦り人の痛みなど誰も知らずに足並み揃え進む社会スクロールご機嫌とるの大人は上手にそうよ甘いの今日は存分にturn off バイブレーション24やってらんない ゆらりゆらり蔓延る偽善にダイブして本音ごと晒そうよどーせみんなエゴイストだもん 機微を超えて近づいて呪いたいよ速度上げてもうどうにもなれるBEAUTIFUL DIRTY GUYSおいで近づいて呪いたいよBEAUTIFUL DI…
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クランベリージャムをかけて – にしな
動物みたいな目をして暗闇の中見つめている甘くて酸っぱい魅惑のJAM フラッシュで目を眩ませて瞳孔は開きを覚えてくときめきがひしめくこの世はJAM tir ta tta最低と最高は大体イコールつまりも●●もない クランベリージャムジャム逃げ出して外は悪夢の続き敵も味方もわかんない???そうなりゃ皆纏め踊るだけさクランベリージャムジャム欲張って吐き出しそうなほど満たしてリバース可能なら無限大ゲームオー…
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シュガースポット – にしな
偶然に名前を付けよう運命に愛を込めよう本当はどっちだって構わないんだけど お前の好きなものでこっちまで嬉しくなるやけに単純で笑っちゃうくらい 左耳に残るやけに懐かしい鼓動帰りを急ぐ人、笑い声1人じゃつまんない転がるスローナイトほらもういっそ虜に シュガースポット繰り返す日々が甘く変わる茶色い斑点模様、お前と同じなら擦りむいたって憂鬱だって大丈夫だんだんだんだん今日が終わるどんどんどんどん心の奥どっ…
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春一番 – にしな
青い春にくたびれたシャツ懐かしいシャンプーの匂い揺れるハンガー 子供が笑う声元気でいますか? さよならと蕾が膨らんで胸に帰ってきてしまうよ開けっ放しにした窓遠くで鳴るチャイム吹き込んだ春一番 好きだったこっそり溶かして飲み干した好きだったずっとそっとそっと 気がついたら鼻歌交じり君が口ずさんでたバンド揺れるカーテン窓側の席覚えていますか 校庭の桜の木の下に置いてきたつもりだったのに流しっ放しのラジ…
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ホットミルク – にしな
上手に眠れない夜の隅ミルクを注いでほんのり甘いのが染み渡るもう1人でも平気よ 寒くなり始めた夜に窓ガラス開け放って毛布の中くるくるくるまる夜つま先から凍えてゆく温度重ねて温め合うなぞる2つの記憶 ねぇいつかは終わる恋をしていたのね、私達もかき混ぜれば解けてゆく悲しみさえ切ない ベランダの空には星が1つこっそり凍えてる幼いほどに夢を見続ける貴方が好きだった 少し低くて落ち着く声嘘のない真っ直ぐな瞳後…