とがめ(田村ゆかり)

  • 愛と誠 – とがめ(田村ゆかり)

    黄昏ぞ わたしを照らすなら心も素直に染めておくれいつの日か 名も無き小舟のようにたゆたふ情けを打ち明けてみたい 目の前に現る 覚悟の島へ共にゆけばいま 後ろのしぶきが遠くなった 優しくなれぬよと声が漏れたらこの世で一人だけ 誠を預けようか優しい明日が来る遙か彼方のまぼろし追いかけて辿り着いた風の向こうに 熱い風の向こうに 篝火(かがりび)を なだめる夜鳴き雲まだ見ぬ大地を呼んでおくれいつの日も 誓…

  • いざさらば – とがめ(田村ゆかり)

    いつかまた逢えたら告げようか 胸の熱い言葉をいつかまためぐり逢えたら時の彼方で 夢を頼りに人を信じたことが誇りになる わたしを許してはいけない忘れてしまうならそれも絆思い出の場所はこころで抱きしめて明日へ向かえ だれのため命を燃やそうと 悔やむ術は知らずにだれのためいまの命を貫くのだろう 夢を見るには幼すぎた綺麗なその魂さよなら… わたしが失った未来を眩しい木漏れ日を進めばいい思い出を捨てるふりし…

  • 夜明けの晩に – とがめ(田村ゆかり)

    思い出すような定めはいらない… 朝の香りがして煙が立ちのぼる空を 思い出すような記憶をもちたい… 朝の香りがして煙が立ちのぼる空を 陽射しに声かけて 背中に声かけてでかける仕度をしよう今日もうっかり元気 わたしに声かけて 別れに声かけて旅立つ仕度をする今日から違う場所 人の嘆きはつらい 思い出に泣き崩れ遠くまで逃げだしたいと考えて夢に遊ぶ 恨みぬくような定めはいらない… 夜を招いた星ひかりが流れゆ…

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