おと.

行き先 – おと.

夢から覚めた
何度目の朝だろうか
あの頃見てたより
随分先にきてしまった

吸い込んではまた吐き出せず増えた
朝の手前で立ち止まる
夜に

夢の続きが見えなくて
絵本をなぞるように描く
主人公にはなれなくて
私は何処へ行く?

まっさらな空に
かげおくりして確かめた
映ったもやは
瞬きの間に薄れていく

特別な歌 増えていく魔法
身を託して流れ着いた
今は

小さい優しさ覚えて
今日までやっと繋いできた
やっとの光を信じて
私は何処へ行く?

夢の続きが見えなくて
絵本をなぞるように描く
私だけの思う道
明日の行き先は?

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