瑠璃色の空 風を感じたくて
一人降り立つ 無人駅
懐かしいような やせた野良猫が
ひざっこぞうで甘えて 逃げる
おーい!しあわせよ お前はどこで
背中丸めて眠っているのか
古いホームの 小さな枯れ池 忘れられても
花は咲くのに
遠いぬくもり 二人乗りの背中
赤いほっぺの 駐輪場
くだらないギャグも 笑ってくれたね
角の駄菓子屋 ジュース吹き出し
おーい!しあわせよ お前はここで
俺を泣かせるうぐいすパンか
太陽沈めば 帰りましょうって 夕焼け子やけ
鐘も鳴るのに
おーい!幸せよ お前は今も
くしゃみする声 くぐもってるのか
正直、云おうか 会いたいよ しあわせそんな
コート捧げに
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赤い夕陽に 翼を染めてどこへ帰るか 鴎どり海峡越えて 行ったならおまえの側に 行けるだろうか波か泣く 風が泣く 俺も泣きたい黄昏海峡 流れてひとり「陰(かげ)で
辛(つら)い涙も ふたりで耐えて暖簾(のれん)かかげた 五所川原(ごしょかわら)津軽三味線 じょんから酒場おまえ太鼓で 俺はバチアイヤ・アイヤのひびき合わせる
苦労したのか やつれたおまえ夢を追いかけ 生きていた強がり・泣き癖(ぐせ)変わらない俺が笑顔に 変えてやる後ろ見ないで 明日を信じふたりで幸せ 探そうよめぐり合
渡る雁(かりがね) 東の空に俺の草鞋は 西を向く意地は三島の 東海道も変わる浮世の 袖しぐれやっぱりね そうだろねしんどいね 未練だね大井追っかけ音次郎 音次郎
友よ 旅に出るのはいつかは帰る日がみんな有るからさ 戻らぬ旅は哀しいよ碧い海 珊瑚礁まぶしくて足が すくむけどもの云わぬ 旅人を迎えてくれるのかさらば さらば
恋は 行ったり来たりいつも 女の心 心をゆらす今夜の出逢いは ひょっとして占いの待ち人来たる 胸おどる楽しいね 迷うよねちょっとその気の 酒場ものがたり酒は ほ
やさしい夢ならば 追いかけもするが悲しい夢なら 追いかけたくない二度と恋なんか したくないけれど心に聞こえる おまえの歌が酒を飲みながら ふざけて抱きしめたバカ
男の魂(こころ)… 揺さぶるけれど時代のうねりは 止められぬ世間のざわめき 戯言(ざれごと)を背中にさらりと聞き流し明日を(あした)憂(うれ)うか 胸ん中風は、
その日暮しで 明日が見えぬそんな世間に 流されて命浮かべて 沈ませて生きてきたよな 気がするがなぜか昔を 恋しがる昭和時代の 忘れ物金じゃ買えない 心があった裸
こんな私で いいのかと尋ねるおまえを 抱き寄せる過去も未来も 何もかもあずけて欲しい この胸に泣くな泣くなよ もう泣くないつでも俺が そばにいる苦労したのか 細
赤いグラスを 静かに揺らし微笑(ほほえ)むその瞳(め)に あふれる涙少し痩(や)せたか おまえのうなじ冷たい仕打ちを 許して欲しい大阪ミナミの 巡り合いなんで別
日本列島 北から南天に向かって 陽が昇りゃ祭り太鼓が どどんと響く祭りだ、祭りだ、祭りだ、祭りだ…ふるさと祭りだねじり鉢巻き 神輿を担げ浴衣の女(きみ)は 豊年
赤い口紅 グラスにつけてあなたが好きと 縋(すが)って泣いたあんないい女(やつ) 二度とは会えぬ別れたあとから 気づいた俺さ悔いてみたって 戻れはしない男の愚痴
ドアを開ければ 馴染みの顔が今日も十八番(おはこ)を 聞かせてる酔えば口説いて はしゃいで振られ暗い夜道は 千鳥足懲りない男の はしご酒 はしご酒くわえ煙草で
雨が冷たい 路地裏酒場つらい涙も 酔わせて捨てる話す思い出 未練酒呑まなきゃ恋が 嘘になる酒の肴は 人生模様一人しみじみ 男ごころよ少しお酒を ひかえめにして忍
仕事帰りの 居酒屋で送る仲間と くみかわすおまえさんなら つかめる夢さてなこと言って 言っちゃって 言っちゃって決めた励まし 実は自分に 言っている笑顔一本 心
燃える朝日が おまえを照らし俺は舵取(かじと)り 網を引くおしどり海峡 心の海さふたり手を取り 生きて来たいのち賭けてる 夫婦船待てば花咲く 春が来る番屋暮(ば
耐えて忍んで 雪解け流れ桜吹雪の 花が舞う春の訪れ 喜び祝う祭りだ祭りだ ふるさと祭りだ天地ゆさぶれ 御輿(みこし)を担(かつ)げ飛び散る汗が 男の宝風に叩(た
岬(みさき)は今日も 海鳴りがさわいで風花(かざはな) はこぶだろう心にもなく 浜昼顔(はまひるがお)に想(おもい)いよせては ひとり泣く津軽じょんがら流れ唄海
金は天下の 回りもの明日(あした)の夢は 掴(つか)むもの七つ転んで 八つで起きる世間知らずで 不器用だけど真心(まごころ)ひとつ 絆を深め俺は世間に 勝負をか