花見桜幸樹

  • 浪花節だよ人生は – 花見桜幸樹

    飲めと言われて 素直に飲んだ肩を抱かれて その気になった馬鹿な出逢いが 利口に化けてよせばいいのに 一目惚れ浪花節だよ 女の女の人生は 嘘は誰かが 教えてくれる恋も誰かが 見つけてくれるそんな誰かに 振り廻されて消えた女が またひとり浪花節だよ 女の女の人生は 咲いて萎んで 捨てられました逢って別れて 諦めました人の情けに つかまりながら折れた情けの 枝で死ぬ浪花節だよ 女の女の人生は 人気の新着…

  • 時の流れに身をまかせ – 花見桜幸樹

    もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか平凡だけど 誰かを愛し普通の暮し してたでしょうか 時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ一度の人生それさえ 捨てることもかまわないだから お願い そばに置いてねいまは あなたしか 愛せない もしも あなたに嫌われたなら明日(あした)という日 失してしまうわ約束なんか いらないけれど想い出だけじゃ 生きてゆけない 時の流れに 身をま…

  • お久しぶりね – 花見桜幸樹

    お久しぶりね あなたに会うなんてあれから何年経ったのかしら少しは私も 大人になったでしょうあなたはいい人 できたでしょうね お茶だけのつもりが時のたつのも忘れさせ別れづらくなりそうでなんだかこわい それじゃ さよなら 元気でと冷たく背中を向けたけど今でもほんとは 好きなのとつぶやいてみる もう一度 もう一度 生まれ変わってもう一度 もう一度 めぐり逢いたいね お久しぶりね こんな真夜中にあなたから…

  • 夜桜お七 – 花見桜幸樹

    赤い鼻緒がぷつりと切れた すげてくれる手ありゃしない置いてけ堀をけとばして 駆けだす指に血がにじむ さくら さくら いつまで待っても来ぬひとと死んだひととは おなじことさくら さくら はな吹雪 燃えて燃やした肌より白い花浴びてわたしは 夜桜お七さくら さくら 弥生の空に さくら さくら はな吹雪 口紅をつけてティッシュをくわえたら涙が ぽろり もひとつ ぽろり 熱い唇おしあててきた あの日のあんた…

  • 津軽海峡・冬景色 – 花見桜幸樹

    上野発の夜行列車 おりた時から青森駅は 雪の中北へ帰る人の群れは 誰も無口で海鳴りだけを きいている私もひとり 連絡船に乗りこごえそうな鴎見つめ 泣いていましたああ 津軽海峡・冬景色ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと見知らぬ人が 指をさす息でくもる窓のガラス ふいてみたけどはるかにかすみ 見えるだけさよならあなた 私は帰ります風の音が胸をゆする 泣とばかりにああ 津軽海峡・冬景色さよならあなた 私は…

  • 舟唄 – 花見桜幸樹

    お酒はぬるめの 燗(かん)がいい肴(さかな)はあぶった イカでいい女は無口な ひとがいい灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいいしみじみ飲めば しみじみと想い出だけが 行き過ぎる涙がポロリと こぼれたら歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてヨいとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りがないがいい窓から港が 見えりゃいいはやりの歌など なくていい時々霧笛が 鳴ればいいほろほろ飲めば ほろほろと心…

  • 恋の季節 – 花見桜幸樹

    忘れられないの あの人が好きよ青いシャツ着てさ 海を見てたわ私ははだしで 小さな貝の舟浮かべて泣いたの わけもないのに恋は 私の恋は空を染めて 燃えたよ死ぬまで私を ひとりにしないとあの人が云った 恋の季節よ 恋は 私の恋は空を染めて 燃えたよ夜明けのコーヒー ふたりで飲もうとあの人が云った 恋の季節よ 恋は 私の恋は空を染めて 燃えたよ夜明けのコーヒー ふたりで飲もうとあの人が云った 恋の季節よ…

  • 炭坑節 – 花見桜幸樹

    月が出た出た 月が出た(アヨイヨイ)うちのお山の 上に出たあんまり煙突が 高いので(ハヨイショ)さぞやお月さん 煙たかろ サノヨイヨイ 地下は三千尺 どこまでも掘れば出てくる 黒ダイヤ我が日の本の すみまでも照らす明るい 黒ダイヤ サノヨイヨイ 一山二山 三山越え奥に咲いたる 八重つつじなんぼ色よく 咲いたとて 様ちゃんが通わにゃ 仇(あだ)の花 サノヨイヨイ あなたがその気で 言うのなら思い切り…

  • 秋桜 – 花見桜幸樹

    淡紅の秋桜が 秋の日の何気ない陽溜りに揺れている此頃涙脆くなった母が庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては私の幼い日の思い出を何度も同じ話くりかえす独言みたいに小さな声で こんな小春日和の穏やかな日はあなたの優しさが浸みて来る明日嫁ぐ私に苦労はしても笑い話に時が変えるよ心配いらないと 笑った あれこれと思い出をたどったらいつの日もひとりではなかったと今更乍ら我儘な私に唇かんでいます 明日へ…

  • ラヴ・イズ・オーヴァー – 花見桜幸樹

    Love is over 悲しいけれど終わりにしよう きりがないからLove is over ワケなどないよただひとつだけ あなたのため Love is over 若いあやまちと笑って言える 時が来るからLove is over 泣くな男だろう私の事は 早く忘れて わたしはあんたを忘れはしない誰に抱かれても忘れはしないきっと最後の恋だと思うから Love is over わたしはあんたのお守りでい…

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