群堂みすず(日高里菜)
Night flow – 群堂みすず(日高里菜)
閉じられた図書館 壁 下弦の月灯かり
先人たちからの 哲学や愛が眠る
知りたい時 待たない 開いてしまうのに
その指で もどかしく 解きあかされたい
そんな風に 揺らいだ
暗闇で見つめあう 息づかいが聴こえる
夢なら醒めても
星空を流れていく この想いは遠く
届かない でも恋をする Night flow
冷んやり横たわる 床 ほどく黒い髪に
空間を超えて 触れられた気がした 錯覚?
無重力の希望は 実体なく無力だと
身をまかせ力をぬいたら
自信なんて 飛んでっちゃいそう 抱いて
ハムレットのオフィーリアが
本棚のどこかで 私に微笑む
手をかざす運命線を 流星がかすめ
たゆたう 悲恋の河を Night flow
何も信じない 不確かなものなんて
ひとりで決めてきたのに
どうして あなたを信じて
不思議なものを 信じてしまう
暗闇で見つめあう 息づかいが聴こえる
夢なら醒めても
星空を流れていく この想いは遠く
届かない でも恋をする Night flow