緒方恵美
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聖者の行進 – 緒方恵美
パッと見綺麗な幸福の偽装メッキが剥がれ落ちた一枚の薄皮隔てた先でグロいものがなんか呻(うめ)いていた 人間の間に沈殿したどす黒いものが暴発する日それにずっと怯える僕達は緩慢な死の最中(さなか)にあるみたいだ 無力を呪う声と救いを祈る声が混ざったような歌が聞こえる 全て飲み込んでしまうように進んでゆく聖者の行進弱い僕らさえも赦して連れ去ってしまう破壊でもなく救済でもなく全てを均す聖者の行進打ちのめさ…
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Ready – 緒方恵美
Let it go 好きにやろう今日のスケジュールまずは決定同調圧力 跳ね除けて面白そうなことだけに徹底 lego 冷めない夢の面影を 追いかけてアラーム オフに 設定晴れた空 見上げて今日はgood day Allright荒れた街 漕ぎ出せ 外しとけその足枷何もない所に 波風 立てることあるそれでも明日へ 進むだけ でしょ 雑音だらけのこの街をすり抜けて今日の調子また確かめる全て自分のさじ加減…
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微笑みの爆弾 – 緒方恵美
都会(まち)の人ごみ 肩がぶつかって ひとりぼっち果てない草原 風がビュンビュンと ひとりぼっちどっちだろう 泣きたくなる場所は2つマルをつけて ちょっぴりオトナさ メチャメチャ苦しい壁だって ふいに なぜかぶち壊す 勇気とPOWER 湧いてくるのはメチャメチャきびしい人達が ふいに 見せたやさしさの せいだったり するんだろうね ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます! 今まで何回 ヨロシクと元気…
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One Last Kiss – 緒方恵美
初めてのルーブルはなんてことはなかったわ私だけのモナリザもうとっくに出会ってたから初めてあなたを見たあの日動き出した歯車止められない喪失の予感 もういっぱいあるけどもう一つ増やしましょう(Can you give me one last kiss?)忘れたくないこと Oh oh oh oh oh…忘れたくないことOh oh oh oh oh…I love you more than youR…
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No.7 – 緒方恵美
それではさぁ語りましょうか 七番目(ナンバーセブン) え? はぁ?一喜一憂 過去も未来も ねぇ ねぇ階段状 瓜二つ 伝わる影非現実に混ざる甘い果実 内緒 内緒 具体無ししがないお話 はいはい再三言って聞かせたって ほらほら四苦八苦 全くもって聞いちゃいないな所詮は噂話 妄執の顕現さ 内緒 内緒 期待無し知らない小話 十風五雨みたいな絵空事を朝昼晩六根清浄はおろか育たない鏡草なんせ無くて七癖なんて不…
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逆夢 – 緒方恵美
あなたが望むならこの胸を射通して頼りの無い僕もいつか何者かに成れたなら 訳もなく涙が溢れそうな夜を埋め尽くす輝く夢と成る 白い息は頼りなく冬の寒さに溶けて消えたあの日の重ねた手と手の余熱じゃあまりに頼りないの 春はいつだって当たり前の様に迎えに来るとそう思っていたあの頃 瞼閉じれば夢はいつだって正夢だと信じてたあの頃 あなたが望むなら何処迄も飛べるから意気地の無い僕もいつか生きる意味を見つけたなら…
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パンドラ – 緒方恵美
もうやめよう 立ち止まる日々は顔上げて 大きく深呼吸してそう一歩だけ 踏み出せばいいあとはきっと 思い出せるはずだから 決して迷わないで ただ無邪気に信じてた 愛し愛されあう明日 たとえ壊れ 踏みにじられ 無残に散ってもキミとの記憶だけは 消させないたとえ裂かれ 離れ離れ それが運命(さだめ)だとしてもきっと見つけ出してみせる 明日を ねえあの日 覚えていますか嬉しそうに 笑ってくれたリアクション…
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Try Out, Go On! – 緒方恵美
大人になってくって まん丸になるって ことなんだろって思ってたいつでも笑って 何でも受けとめて 平穏な世界線って 陽は落ち また昇り なんて日ばっかじゃないダメな時はトコトン落ちて また何某(なにがし)か試して ゴツく生きてく いつもいいヤツでなんていられないよ今日を生き抜いたオレ! 【Ole!】Alright! 【Alright!】 Ole! 【Ole!】よくやったよねそうさここまでなんとか頑張…
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Precious Shinin Star – 緒方恵美
I know you’re doing your best 【doing your best】And know we’re givin’ it our allWe live in precious shinin’ star その後どうしているんだい? しばらく会えてなくってま こんな時代 しゃーないんだけどたまにゃ時間作って 馬鹿話言い合って笑い飛ば…
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祈り – 緒方恵美
微かに揺らいだように見えたのはわたしの祈りが映した幻影静かに揺蕩うあなたは 綺麗で暗闇に咲いている 蒼い…薔薇 仄かに残った ぬくもりの跡をなぞって辿って 心臓(ここ)に刻みたいあなたが笑って 隣にいたこと決して消えぬ烙印(あざ)のように 「いつか生まれ変わってめぐり会える」なんて 囁き 遠く響き 木霊さえ遠ざかる 雨に打たれるままに晒されていたいあの日の哀しみが染み渡るようにあなたの記憶で身体中…